教育福島0116号(1986年(S61)11月)-030page
一月十七日〜三月一日
家ごとのまつり・村ごとのまつり・数か村にまたがるまつりをとりあげ、まつりの華やかな面だけでなくその本質や意義を展示により明らかにする。
4、講演会・シンポジウム
○開館記念講演会
「日本の中の東北文化」
梅原猛氏
十月十九日(土)午後二時より
○開館記念シンポジウム
「日本の文化・会津の文化」
永岡慶之助他四氏
十月二十日旧゚前九時四十五分より
○企画展講演会
「泰西王侯騎馬図と初期洋風画」
(仮題)
坂本満氏一お茶水女子大学教授一
十月二十五日出午後一時半より
○企画展「福島のまつり」関係講演会
本田安次氏(予定)
一月二十五日側(予定)
5、講座
学芸員や外部講師により、くわしい講義や実技の指導が行なわれる。
(1) 一般講座
○東北の古墳文化
一月十七日出
○正月行事を考える
二月八日(日)
○地球の誕生と進化
二月二十八日(土)
○会津藩家世実記
大学教授(予定)
三月二十二日(日)
(2)実技講座
○たこを作る(親と子)
十二月二十一日(日)
○拓本をとる
一月十日(土)、一月十八日(日)
○だんごさし
二月一日(日)
○土器の復元と修復
二月十四日(土)、三月一日(日)
○化石標本の作り方
三月十四日(土)、三月二十八日(土)
6、その他の教育普及活動
○展示解説会
毎週土曜日の午後一時から、学芸員による展示品のわかりやすい解説会が行なわれる。
○ワークショップ
学芸員の通常の研究・調査などの活動状況が公開される。
○相談コーナー
学芸員が観覧者の質問や相談に応ずる。
○体験学習室
したくと動き、昔語りを聞く、玩具と遊び、見る・作る、道具でためす、むかしの灯り、ふれるの七つのテーマがあり、サブテーマを持つ場合は定期的にそれが交替される。
ここでは身につける、動かす、ふれるなどにより、先人の工夫のすばらしさや祖先の生活の歴史を体験させることを意図している。
7、調査研究
博物館の機能を充実し、さらに県民の学術および文化の発展に寄与するため、歴史、考古、民俗、美術工芸、自然に関する専門的調査研究を行なう。また、博物館資料の収集・保存や展示・教育普及などに関する調査や研究も行なわれる。これらの成果は調査報告書や紀要に発表される。
県立文化施設の整備
昭和五十四年を、本県における「文化元年」と位置づけ、その中で「文化施設の整備充実」を重要な施策の一つとして推進させた結果、いわゆる「文化三施設」のうち、県立美術館、図書館については、昭和五十九年七月に開館を見ていたが、残る博物館については、前述のとおり本年九月にすべての工事を完了し、十月十八日オープンしたところである。
〔県立博物館建物の概要〕
○敷地面積 約二万八千u
○構 造鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造平屋
○建物延面積 約一万一千u
○展示室 総合展示室(約千五百u)部門展示室(約五百九十u)収蔵資料展示室(約二百u)企画展示室(約四百八十u)
○収蔵庫第一〜第六(計約千八百五十u)
〇ホール 四百六十一u
○視聴覚室 六十五u
○講 堂 約二百六十u
○実習室 約百三十u
○屋外駐車場 大型バス二十台
乗用車二百五十台
博物館考古資料