教育福島0118号(1987年(S62)01月)-010page
−昭和六十一年度における各種体育大会について1小学校では、運動競技奨励事業の陸上競技八十四市町村、水泳競技七十二市町村が開催し、基礎的体力及び運動能力の向上に努めております。
中学校では、第二十九同県中学校総合体育大会(いわき市)を中心とし、十八種目、六千百六十名が参加し、東北大会では、陸上競技男子、野球、サッカー、ハンドボール男女、軟式庭球男女、剣道男子の八種目が優勝を飾り、全国大会では、東村立東中の軟式庭球男子が第三位入賞を果しております。
高等学校では、第三十二回県高等学校体育大会(会津・県南地区)に二十九種目、一万一千三百七十四名が参加し、東北大会では、陸上競技、軟式野球、ハンドボール、弓道一馬術、自転車が団体優勝に輝き、全国大会は、自転車で学法石川高が学校対抗で優勝したのを始め、水泳百m自由型の三浦賢司(日大東北高)自転車二万mポイントレースの佐藤裕之(学法石川高)選手が優勝するなどの成績を収めております。
また、全国高等学校定時制・通信制体育大会において、福島中央高の熊谷真由美選手が、陸上三千mで三連勝、八百mは二連勝という輝かしい全国制覇をとげております。
昭和六十三年度、全国中学校体育大会は、東北六県で開催されることが確定しており、本県では、陸上競技(郡山市)水泳競技(会津若松市)ハンドボール(福島市)の三種目が会場となります。さらには、昭和七十年に本県で国体の開催が予定されており、現在の小・中学生及び高校生が主役となって活躍することが期待されております、
健康で活力に満ちた児童生徒を育成するには、学校の教育活動全体を通じて行うことはもちろん、特に、特別活動との関連を図りながら、体育的クラブ活動、運動部活動等の活性化に努めるとともに、本県学校体育・スポーツ活動の振興と競技水準の向上をめざすためには、今後更に、小・中学校及び高等学校の一貫した指導体制の確立に努め、側県体育協会、県スポーツ少年団体との連携を一層密にして充実発展を期することが重要であります。
二、学校保健 学校安全の完美
1 児童・生徒の体格
昭和六十年度の学校保健統計調査によりますと、本県児童・生徒の体格は身長、座高がほぼ全国平均並、体重、胸囲がやゝ全国平均を上回っており、全体的には、望ましい発育状況を示しているといえます。
今後は、体格と体力の調和的な発達を図るため、学校と家庭が連携を密にし、栄養、運動、休養のバランスのとれた生活習慣を確立するよう保健指導の充実に努める必要があります。
2 保健教育・保健管理
(1) 児童・生徒の疾病・異常
定期健康診断の結果から、主な疾病異常について全国の状況と比較しますと、最も高い被患率を示しているう歯は、全国同様依然として九十%を超えていますが、図1のとおり、う歯の未処置歯のある者は、総体的に減少傾向にあるといえます。しかし、全国と比較しますと、まだ高い状況にあります。
次に高い被患率を示している裸眼視力一・〇未満について見ますと、学校段階が進むにつれて視力低下が進行す
表1 昭和61年度文部省・福島県教育委員会等指定・
各種研究推進校一覧
〈高等学校〉
〈保健・安全〉
〈給 食〉