教育福島0118号(1987年(S62)01月)-014page
適正かつ安定的な供給を行っています。また本県の(財)福島県学校給食会では、健康センターの取り扱っている物資を中心として、青果物、冷凍食品、肉製品などの一般物資も取り扱い、学校給食用物資の安定的供給や父母負担の軽減に資しております。
今後とも、学校給食用物資の安全と流通・検査体制の充実を図りながら、地域や学校に応じた供給体制を整備し、良質な物資の安定確保に努める必要があります。
3 学校給食関係職員の確保と資質の向上
学校給食関係職員の配置については、学校の規模等に応じた適正配置を図っているところであり、関係職員の資質の向上を図るため各種研修会を開催しています。
計画された献立に従って調理を行い適正な配食に努め、同時に衛生管理を徹底するとともに、また児童生徒にとって魅力あるおいしい学校給食とすることは学校給食に携わる者の使命であります。
こうした栄養知識や調理技術・衛生等の向上を図るため研修会等を体系的に推進しています。
今後とも研修内容、方法の改善充実を図りながら関係職員の資質の向上に努めてまいります。
昭和六十一年度の研修会の概要は次のとおりです。
(1) 学校栄養職員専門研修会
○日時 十一月十七日5十九日
○会場 教育センター
○参加人員 三十八名
(2) 学校給食主任研修会
○日時 五月十二日5二十二日
○会場 福島、須賀川、会津若松、いわきの四会場
○参加人員 百四十六名
(3) 調理講習会
○日時 七月二十三日5二十九日
○会場 福島、郡山、白河、会津若松、会津坂下、いわき、原町の七会場。
○参加人員 二百九十七名
(4) 調理コンクール
○日時 八月十二日
○会場 福島((財)側学校給食会)
〇参加人員 七校、二十一名
4 学校給食施設・設備の整備充実
現在実施されております学校給食の調理形態には、単独校方式と共同調理場方式とがあります。
学校給食は、もともと単独校調理場方式により普及してまいりましたが、文部省が昭和三十九年度から共同調理場に対する国庫補助を開始して以来、物資流通機構の変化や市町村の財政状況と相まってこの共同調理場方式は、増加する傾向にあります。
また近年、楽しい雰囲気の中で食事をするというだけでなく、ときには、学年・学級の枠をはずし、ふれあいの場を通して児童生徒の交流の輪をひろげ、協調性、社会性を育て、好ましい人間関係を深めることを意図した学校食堂が整備されております。
今後とも、老朽施設・設備の改善と安全給食未実施校の解消を図るため、施設・設備の整備を促進していく必要があります。
表2 教育事務所別学校給食実施状況
四、社会体育の充実
一 スポーツ活動の推進
県といたしましては、県民の間にスポーツを普及し、県民の健康増進と体力の向上を図るために、県総合体育大会、社会人スポーツ大会及び各種スポーツ教室等を開催し、スポーツ活動の普及拡充に努めております。