教育福島0118号(1987年(S62)01月)-019page
特集2
昭和61年度福島県公立幼稚園1小・中・養護学校
教職員研究論文入賞者決定
応募七十七点、内容も充実
本年度で十六回目を迎えた公立幼稚園・小・中・養護学校教職員研究論文募集には、県内各地の先生方から七十七点の応募がありました。
論文審査は、予備審査の後、去る十一月十二日・十四日の両日にわたって審査委員の先生方を教育委員室にお迎えして開かれました。
審査は、論文一つ一つについて慎重に審議が行われ、その結果、特選には次の四名の先生方が入賞されました。
● 特選入賞
○高島良子教諭(伊達郡川俣町立小島小学校)
「一人一人が心(感動)を素直に表現する指導はどのようにしたらよいか」−詩の指導を通して一
○相楽正人教諭(郡山市立安積第一小学校)
「子どもの多様生に応ずる社会科学習指導の実践」
○安達郡東和町立木幡第二小学校
代表 校長 高橋秀彦
「身近な自然に問いかけ、自ら問題を解決する児童の育成」
−中心事象となじむ活動による学習課題作り一
○芳賀忠夫教諭(耶麻郡塩川町立塩川小学校)
「生活への意欲を失い、非社会的な問題行動をとる児童の立ち直りをめざす生徒指導の実践」
−児童理解にもとづく適応指導を通して−
また、入選として八点が選定されました。 (表2)
本年度、応募があった論文は、教育活動の各領域、各分野等にわたって、実践を通して児童生徒の変容をとらえようとする論文が多く、今後の教育実践の充実が期待されます。
次年度への課題として、幼稚園、中学校、養護学校の先生方の積極的な応募を期待します。
● 審査委員
蜂谷 剛(福島大学教育学部教授)
大澤貞一郎(福島大学教育学部教授)
長谷川寿郎(郡山女子大学短期大学部教授)
古関 富男(福島女子短期大学教授)
● 審査の観点
(一) 研究の意図が明確で、主題は滴切なものか。
特選入賞者の四氏
表1 各教科、領域別応募数