教育福島0118号(1987年(S62)01月)-040page

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研究実践

−レポート−

 

〜ゆとりと充実をめざす教育課程〜

自ら学ぶことに喜びと意欲を持たせる授業

田島町立荒海小学校

 

−解 説−

喜びと意欲とをもって学習する児童の育成をめざす実践記録である。

算数科における操作活動、音楽科における表現活動をとりあげ、どちらもその目的、内容、方法が明確にされており、現場の研修に重要な話題を提供しているものです。

 

一 はじめに

 

本校は昭和五十九年度に福島県教育委員会より、教育課程研究校の指定を受け、後述のテーマを研究主題として、算数及び道徳の時間のあり方の改善を通して、二年間にわたり研究実践してきた。

更に本年度はその継続研究としての算数科と、県小学校教育研究会より指定を受けた音楽科とを併せて研究を進めてきたが、ここでは本年度の研究内容についてのみ述べることとする。

 

二 研究計画の概要

 

三 研突実践の概要

 

三 研突実践の概要

 

(一) 算数科授業改善の工夫

1) 操作活動の工夫

ア 操作活動の意義

考察対象に対して、児童が主体的に働きかけることができ、一人一人に問題を解決していく喜びを味わわせることができる。また多様な見方、考え方を育てていくのに有効である。

イ 操作活動のさせ方

○課題をつかませるための操作

○多様な考えを伸ばすための操作

○考えを確かめるための操作

ウ 操作活動における留意点

○学習のねらいに適合した操作活動をさせる。

○操作活動を取り入れる場を明確にする。

○操作の条件設定を確実にする。

○用具類は正確性のあるものを準備する。

○具体物の操作から念頭操作への手立てを考慮する。

2) 指導過程の工夫

○特に◎印のついている内容に力を入れてきたが、児童の発達段階等に応じて、基本型を弾力的に取り扱ってきた。

○段階の欄に設けた◆、◆等は、児童に学習の手順を明示するために活用したカードである。

 

 

 

 

 


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