教育福島0118号(1987年(S62)01月)-041page
−実践例− 五年 「三角形と四角形」
○操作活動を通して、きちんと重ね合わすことのできる図形は、位置に関係なく合同であることを知る。
(二) 音楽科授業改善の工夫
1) 音楽の楽しさを求めて
○児童の興味、関心を加味して教材を選択し、学習内容を精選していく。
○身体表現や遊びなどを適宜取り入れ、楽しさの中で基本的技能.を身につけさせていく。
○視聴覚機器や絵などを効果的に活用し、表現意欲を高める。
○児童が進んで発表したくなるような場面を設定し、互いに認めあい、励ましあわせる。
−実践例− 三年 「身体表現」
○「ウンパッパ」の三拍子のリズム伴奏を工夫し、楽しく歌唱したり、身体表現したりできるようにする。
2) 音楽の美しさを求めて
○範唱や範奏を数多く聴かせ、美しい表現を聴き分ける力と意欲を育てる。
○美しい表現の基本となる発声、楽器の奏法など、学年の段階にあった内容を確実に習得させる。
○発表の場を設け相互評価させていく中で、より美しい表現への意欲を持たせる。
○視聴覚機器の活用により、情景や曲想についてのイメージを持たせ、美しい表現に役立たせる。
−実践例− 六年「視聴覚機器の活用」
○副次的旋律(低音部)を明るい発声で歌うことができるようにする。
(三) 音楽の生活化の工夫
1) 荒小タイム
○火曜六校時 三年生以上対象
○主として全体合奏をする。
2) 伸びゆく活動
○土曜三校時 全校生対象
○月二回程度を音楽活動にあてる。
○全体で合唱や身体表現をする。
3) 集会における合唱
○全校朝の会で月の曲を歌う。
○学級朝の会でテープに合わせ、月の曲を歌う。 (火〜金)
○学級終わりの会で愛好曲を歌う。
○各種集会時には全校生で歌う。
4) 各種行事への音楽的な参加
四 研究の成果と今後の課題
(一) 研究の成果
○算数や音楽に対する児童の興味、関心が高まり、児童の主体的活動が目立つようになった。
○小集団学習等を通じ、ともに学び、高まり合おうとする協力的な姿が出てきた。
(二) 今後の課題
○主体的学習態度を一層伸ばし、それを他教科にまで波及させる。
○音楽の基礎基本を確実に習得させるとともに、音楽的環境を整える。
教育課程の研究授業