教育福島0119号(1987年(S62)02月)-020page

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健康・安全について理解させ、健康の増進及び体力の向上を図るよう、次の点に努力する。

 

一 意欲的な学習活動が展開できるよう指導計画の改善充実に努める

 

(一) 学校や地域の実態をふまえ、六年間を見通して各学年の目標や内容を的確に定め、調和のとれた指導計画を作成する。

(二) 基本の運動では、体の基本的な動きや各種の運動の基礎となるよい動きを養うため、指導計画と指導過程の創意工夫に努める。

(三) ゲームでは、全力を出してがんばる運動を通して、各種の運動の基礎となる運動能力が身につくよう指導計画の改善に努める。

 

二 運動の特性に触れ、楽しさを体験させるよう指導法の改善に努める

 

(一) 指導のねらいや内容の重点を明確にして指導に当たる。

(二) 運動の特性をふまえ、系統的・段階的指導を展開する。

(三) 全力で取り組めるよう場面設定を工夫する。

(四) 意欲をもたせる評価の工夫をする。

 

三 計画的・継続的な指導により、体カを高める

 

(一) 学校の教育活動全体を通じて、保健・体育指導を進めるため、全職員の共通理解を得て実践する。

(二) スポーツテストの結果を分析し、問題点をとらえ、計画的・継続的な指導をする。

(三) 創意を生かした教育活動の時間を活用し、創造的な体力つくりを推進する。

(四) 発達段階に応じて、運動の特性に触れさせるとともに、運動の日常化に努める。

(五) 保健・安全及び給食指導との連携を密にし、総合的な体力の向上に努める。

 

四 保健学習の充実と事故防止に努める

 

(一) 教材の精選と指導の重点化を図り計画的な授業の展開に努める。

(二) 教材研究、資料の収集、教育機器等の活用により、保健学習が魅力的なものになるよう努める。

(三) 施設、用具の定期点検の実施と潜在危険箇所の除去に努め、事故の絶無を期する。

 

家庭

 

家庭科は、日常生活に必要な衣食住などに関する実践的な活動を通して、家族の一員としての自覚をもたせ、積極的に家庭生活に協力する意欲を養うとともに、翌得した知識と技能を生かして実践しようとする能力や能度を育てることをねらいとしている。

この教科のねらいを達成するため、次の点に努力する。

 

一 地域、学校及び児童の実態に応じ創意を生かした指導計画に改善する

 

(一) 地域の実態や学校の持つ諸条件・児童の生活経験などを的確に把握し、それらに即して指導内容の重点化を図り、題材の配列を工夫する。

(一) 第四学年までの各教科等の学習や生活経験を基盤として学習がすすめられるようにするとともに、消費者としての基礎的知識や理解が得られるよう意図的に計画に組み入れる。

 

二 学ぶ喜びや楽しさを味わうことができるよう、指導法の工夫と改善に努める

 

(一) 児童の能力、適性に応じ、意欲的に学習に取り組めるよう、学習課題の設定や学習形態等の工夫に努める。

(二) 実践的、体験的活動が一層活発に行なわれるよう、教材や教具の開発に努めるとともに、指導過程を工夫する。

(三)児童の家庭生活との関連を密にし、よりよい家庭生活や温かい家族関係に目を向けた学習が展開できるよう工夫する。

 

三 評価について実践的な研究を深め指導法や指導計画の改善に努める

 

(一) 指導過程における児童の学習状況を適切に評価し、指導計画や指導方法の改善に努める。

(二) 授業のねらいの達成状況を適切に把握するとともに、自己評価や相互評価を取り入れ、知識や技能の習得に意欲を持たせるよう努める。

(三) 家庭や学校の日常生活に対する関心・態度の評価について工夫し、よりよい実践ができるようにする。

 

四 学習効果を高めるよう、施設設備を計画的に整備し、その活用を図るとともに、安全指導と安全管理に努める

 

(一) 家庭科学習の特質である実践活動が進められるよう、現有施設設備の有効な利用に努める。

(二) 実習の指導においては、用具の手入れ、保管、取り扱いなど、安全指導・安全管理に努め、事故防止に万全を期する。

 

 

 


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