教育福島0119号(1987年(S62)02月)-022page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

が養われるように配慮する。

(三) 音声言語による理解力を養うための指導は、正確な聞き方に重点をおいて行う。

(四) 読書の楽しさを味わわせ、読書生活を一層向上させるとともに、学校図書館の積極的な利用を促すよう工夫する。

 

四 教材研究を深め、効果的な指導法を工夫するとともに、言語環境を整え、生徒の言語生活の向上を図る

 

(一) 指導目標を明確にするとともに、指導内容を重点化し、ゆとりある指導展開の中で指導と評価の一体化を図る。

(二) 教材内容を指導事項とのかかわりで十分検討し、生徒の実態に即した適切な学習活動を設定する。

(三) 生徒の主体的な学習を助長するよう、生徒の興味や課題意識を大切にして授業を展開する。

(四) 学校全体の言語環境を整え、生徒の言語生活の向上を図る。

 

社会

 

中事校社会科の基本的な構造と玉分野の関連、小学校及び高等掌校との関連に留意し、生徒の主体的な学習を促進して教科並びに各分野の目標が達成されるよう、次の点に努力する。

 

一 各分野の関連を図り、地域、学校、生徒の実態に即し、年間指導計画を改善、充実する

 

(一) 第一学年及び第二学年を通して地理的分野と歴史的分野を並行して学習し、その成果が公民的分野の学習に生かされる指導計画とする。

(二) 作業的な学習やまとめ及び総括的な評価の時間を適切に位置づける。

(三) 指導計画改善の観点及び方法を明らかにし、日常の指導記録を累積して改善を図る。

 

二 基礎的・基本的事項を明確にし、社会的事象の教材化を工夫する

 

(一) 教科、分野の目標と内容、内容相互の関連を吟味し、単元の目標を明確にするとともに、指導内容の精選重点化を図り、基礎的・基本的事項を系統的に把握する。

(二) 地域素材の教材化を図り、生徒が興味、関心を持続させて学習できるようにする。

(三) 各分野で育成すべき能力や関心、態度を明確にし、指導計画に具体的に位置づける。

 

三 生徒が主体的に学習に取り組めるよう、多様な指導過程や学習形態を工夫する

 

(一) 自ら学び意欲を高めるため、体験的な学習や問題解決的な学習が充実するように、指導方法を工夫する。

(二) 観察、調査、討論等をしたことを報告書にまとめるなど、作業的な学習を取り入れる。

(三) 個に応じた指導を工夫し、個別学習や小集団学習などを取り入れた学習を展開する。

 

四 学習資料を整備、充実し、効果的な活用を図る

 

(一) 地球儀、地図、年表、統計資料等の整備、充実を図るとともに、資料を活用して様々な角度から考察することができるようにする。

(二) 地域資料をはじめ、現有資料のリストを作成して年間指導計画に位置づけ、十分活用できるようにする。

 

五 学習のまとめや評価を適切に行い基礎的、基本的事項の定着を図る

 

(一) 知識・理解、資料活用の能力、社会的思考・判断、社会的事象に対する関心・態度の観点ごとに達成目標を具体的に設定して、適切な評価を行い、指導に生かすようにする。

(二) 単元、小単元、一単位時間ごとに適切な評価の場と機会を設け、目標の達成状況を明らかにする。

(三) 生徒の反応を的確に把握し、学習へのつまづきや、遅れがちな生徒への配慮をして指導する。

 

数学

 

数学科の目標達成のため、基礎的な知識、技能を確かに身につけさせ、数学的な考え方を育成することや「学習の仕方」の学習を推進することにより、主体的に学習活動ができるよう、次の点について努力する。

 

一 各領域の関連を考慮し、生徒の実態に即した指導計画に改善する

 

(一) 指導内容の関連や発展を的確に把握し、重点化を図って、学習にゆとりをもたせる。

(二) 個々の生徒の実態を的確に把握するとともに、前年度の反省を生かして指導計画を改善する。

(三) 数量や図形に関する基礎的な概念や原理・法則の理解と技能の習熟に重点をおくようにする。

 

二 指導内容の統合及び重点化を図り、教材を精選し、指導の効果をあげる

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。