教育福島0119号(1987年(S62)02月)-039page

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1.単元名 詩を読もう (ひばりのす、夕日がせなかをおしてくる)

2.本時のねらい 感動をどのように表現したらよいかを気づかせ、自分の体や心で、どうとらえ、生き生きと素直に表現させるか 教材文を通して考えさせる。 ○夕日がせなかをおしてくるは、情景をどのように書き表わしているか指摘することができる。 ○「ぞうきん」という題で、情景や心情をとらえ、生き生きとした言葉で表現することができる。

3.指導過程

を通し詩と作文のちがいを理解させる。

 

を通し詩と作文のちがいを理解させる。

○ 声の高低・速さ・間のとり方の学習から情感のこもった詩をつくることができるようにする。

○ 詩を書く糧にするため、教科書や図書館の本より感動のある言葉あつめをする。それによって自分の気持ちを表現する言葉を豊富にする指導をする。

(二) 研究内容と方法(二)の実践概要について

1) 素材の観察の仕方

理科・体育・図工との合科的指導を試みた。

○ 理科の授業においては、雲・風の動き、ヘチマののびゆく姿、四季の移り変わりの様子等を五感を通して観察させる。

○ 体育科では、運動の様子や児童の動き等を通して心の動きを取材させる。

○ 図工科では、心の叫びを絵や工作に表し、その表現したものから自己の感動を意識化させる。

このようにして、国語と他の教科の連携を図りながら、詩をつくる素材を多面的にとらえる力を育ててきた。

2) 表現の工夫

詩の表現として、いくつかの素材を羅列するだけでは、詩にならない。そのために、次の四つの観点で推敲し表現の工夫を試みた。

○推敲の観点

・ 感動が素直な言葉で生き生きと表現されているか考えることができる。

・ 行動や様子が目に浮かぶように書かれているかどうか考えることができる。

・むだ、書き足りない言葉を考えることができる。

・行がえや句読点の打ち方を考えることができる。

これらをもとに、左記のような手順で自作品を推敲し、どうすれば自分の気持ちをより良く表現できるか考えさせた。

 

○推敲指導段階

 

・ 取材した物を詩的作文に書く。

 

・ 四つの観点かち推敲する。

 

・ 音声化する。

 

・ 音声化により、リズム・間・響きを考える。

 

・ 感動をより豊か髪現する。

 

・ 作品として仕上げる。

 

(三) 研究内容と方法(三)の実践概要につ

 

 

 


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