教育福島0123号(1987年(S62)08月)-040page
福島県教育委員会
教員採用試験に挑む
−第一次選考試験を実施−
県教育委員会は、昭和六十三年度の県公立学校教員採用候補者第一次選考試験を七月二十四日(金)午前九時三十分より、福島市内の福島高、福島女子高、福大附属小、福島四中の四会場で行いました。
本年度の受験者数は、総数で三千四百三十七人。内訳は小学校千八十五人、中学校千三百二十八人、養護百三十人、高等学校七百五十三人、特殊教育諸学校百四十一人で、前年比で百七十三人の増加となり、一層の狭き門となりました。
当日の福島市は三十五度を越す猛暑となりましたが、受験者は午前中の教職教養、専門職としての教科の筆記試験、午後は、実技試験等にそれぞれ真剣に取り組んでいました。
第一次選考試験の結果は、九月下旬に本人に通知され、十月の第二次選考試験の面接・集団討論を行い、最終合格者は教員採用候補者として名簿に登載されます。
坪井県教育委員ら六氏に
文部大臣表彰
−地方教育行政功労者−
地方教育行政において、その功労が特に顕著な教育委員会の委員又は教育長を文部大臣が表彰している地方教育行政功労者に、本県の教育委員の坪井孚夫氏をはじめ六名の市町村教育委員長、教育長が選ばれ、去る七月二十一日、文部省大臣室で表彰されました。
表彰者は次のとおり
○坪井孚夫(県教育委員)
○市川忠治(二本松市教育長)
○塩田義男(平田村教育長)
○星輝雄(会津若松市教育長)
○星大昭(舘岩村教育委員長)
○大川弘道(楢葉町教育委員長)
教員をめざし筆記試験に取り組む受験者
昭和63年度 教員採用試験受験者数
演奏を通して広がる友情の輪
−県高校総合文化祭《音楽部門》−
第六回福島県高等学校総合文化祭
《音楽部門》が、去る七月九日・十日の二日間にわたって、福島市の県文化センター(器楽会場)と市音楽堂(声楽会場)で開かれました。
第三十七回の県高等学校音楽学習発表会を兼ねるこの催しには、器楽の部に五十五校、声楽の部に四十七校の計四千名余りの参加者が集い、日ごろの練習の成果を発表し合いました。
器楽部門の会場となった県文化センターの大ホールでは、初日(九日)の演奏の合間に総合開会式が行われ、来賓として祝辞を述べた県高校高楽連盟会長(副会長が代理)は、「この会を演奏技術を競う場ではなく、共に音楽に親しむ者同士が一堂に会して交歓し、友情の輪を広げる場とするように心がけて欲しい」と、文化祭成功に向けての協力を呼びかけました。
特に今回は、去る六月十七日に県高等学校文化連盟が発足し、同連盟が主催する初めての本格的な行事ということもあって、この催しに対する参加者の期待も例年になく高まり、楽しく華やかな雰囲気の中にも、高校生の力強いエネルギーを十分に感じさせるものとなりました。