教育福島0124号(1987年(S62)09月)-033page
いで協力し合って絵カードを探し求めていた。また、山登りのグループでは、疲れて泣き出す児童を激励したり、手を引いたり、背中を押してあげるなどほほえましい光景もみられた。どのグループでも共通して見受けられたのは、障害児と健常児が共に手をつなぎ、助け合って活動をしていた姿であり、貴重な体験となった。
四、交流教育の成果
(一) 児童の変容
児童が自主的・主体的な活動ができるように、混成のグループを編成した。中村第二小学校の児童たちからは、一緒に遊んでいるうちに手をつないだり、ゲームに参加させてくれるなど、思いやりのある行動がみられた。また、励まし合ったり、泣いている児童の気持ちをくみとろうと顔をのぞきこみ、心配そうに見ているいたわりの情景もみられ、交流活動の成果が随所に見ることができた。
一方、初めのうちは、活力に満ちた中村第二小学校の大集団を目で追っていた養護学校の児童たちも、やがて、一緒に走ったり、転げまわったりする中で、共に歓声をあげ、楽しいひとときに十分満足している様子であった。
(二) 児童作文
1) 中村第二小学校 三年 K
わたしは、ようご学校のさっちゃんととてもなかよしになりました。それは、子どもの村の交かん会のときに手をつないで、いっしょに坂道を歩いたり、アスレチックで遊んだりしたからです。ハイキングコースの坂道を歌を歌い、つないだ手をいっしょにふって登りました。そこには、長いすべり台がありました。(中略)
さっちゃんの手は、ザラザラして小さかったのですが、わたしの手をいつもギュッとにぎっていました。わたしはっかれましたが、お姉さんになったような気がして、楽しくしてやらなくちゃと思って歩いていきました。とってもとっても楽しかった交かん会でした。
この交かん会で、わたしは、ようご学校には、さっちゃんのようにこまっている人がたくさんいることがわかりました。わたしは、あれからさっちゃんにあっていませんが、こまっている人がいたらたすけてあげようという気持ちは、わすれないようにしたいと思います。さっちゃんもいつまでもわたしのことをわすれないでくれればいいなと思います。さっちゃん、またあいたいですね。
2) 養護学校 五年 S
ぼくは、なかむらだい二小学校のおともだちと、りょうぜん子どもの村にいきました。オリエンテーリングをやりました。ぼくと、手をつないでくれました。いっかいしかころびませんでした。とてもやさしかったです。またいきたいです。
(三) 保護者の意識
1) 地域協力者(中村二小)の感想
秋晴れの一日、私は、中村二小と養護学校の交流学習に同行しました。(中略)
開会式で感じたことは、あいさつや細かいところにまで指導が行き届いているということでした。一父兄として、子どもに対する姿勢を教えられた様な気がします。
事前に交流があったということで、子どもたち同士は、打ち解け合い、広々とした野外での学習を精一杯楽しんでいる様子には、教室での活動とは違った子どもの心の一面を見せられ、また、子どもたちの満足そうな表情から、交流教育の成果をはっ
資料 5班 さくらんぼグループ 指導計画
1.活動名 山のぼり
2.ねらい
(1) お互いに助けあいながら山にのぼり友情を育てる。
(2) きまりを守り、自分かってな行動をしないで楽しく行 動させる。
(3) 木や葉に触れ、自然を観察しながら初秋の特徴を知る。
3.過程