教育福島0124号(1987年(S62)09月)-046page

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生涯教育インフォメーション

 

婦人のボランティア活動

 

−社会教育課−

 

Information

 

一、はじめに

 

私たちは生きているのではなく生かされているのですね

世の中で一番不思議なことは、この私が生きているということ、それは、生きているというより生かされているという方が本当だ。人類の七十億年の歴史がなければ、今日の私は生きていない。私の身体は三十三万億の細胞から出来ているが、皆仲良く働いているので私は生かされている。この身体を活かして世の役に立つように生きてゆくことが、私の使命である。

(元京大総長平沢・興先生)

−三春オアシス会(十年以上ボランティア活動を続けている会)の会誌より−

 

最近、ボランティアに対する関心が高まっています。それは、物質的な豊かさの中で、精神的に何か満たされないものを感じている人が増えていることと無関係ではなさそうです。

一世帯の平均人数が、三・一五人と、核家族化・家族の少数化はますます進んできました。また、高齢化が進み、一人暮らしのお年寄りも増えつつあります。「人間は一人では生きていけない。地域社会の一員として、お互いに困ったときには支え合おう。進んでだれかの役に立とう」という助け合いの精神をもって活動を続ける人たち(ボランティア)が増えていることは、非常に心強いことです

このような精神を、より多くの人が持ち、隣近所や地域社会のふれあいの中で活動が活発に行われるようにするためには、地域の核となるボランティアの養成が必要です。

 

二、ボランティア活動促進事業

本県では、昭和四十八年から婦人教育の先導的事業として、婦人ボランティア活動促進事業をすすめてきました。本年度も、十市町村で婦人ボランティア育成講座を開設しています。学習内容は1)ボランティアの意義や活動のあり方の理解、2)婦人ボランティア活動に必要な技術の習得と実習、この二つを織りまぜて行っています。

また、四十七年から実施している、

 

一人暮らし、寝たきり老人への慰問手づくりはがきつくり

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保育ボランティア

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−若いママさん、安心して勉強してね−

 

寝かせたままでの洗髪法〈ボランティア育成講座〉

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