教育福島0125号(1987年(S62)10月)-033page
二十四ページより続き
(3) 体力つくりの全体構想図(省略)
(4) 実践研究の例(業間体育の場合)
1) ねらい
(ア) 児童の健康の増進と体力の向上を図る。
(イ) 継続することにより、調整力、筋力、持久力、ねばり強く最後までやり通す強い意志を育てる。
(ウ) 各種の運動の仕方がわかり、自分の体力に応じて、意欲的、積極的に取り組み実践する児童を育てる。
(エ) 集団行動の意義がわかり、規律と秩序ある集団行動を身につけ実践できる児童を育てる。
2) 実施方法と内容
(ア) 位置づけ
日課表の中に業間体育を位置づけ、はだしで毎日実施した。
(イ) プログラム
晴天時、雨天時及び冬期間計画を作成し実施した。
(ウ) 活動の実際
(ア) 体操(江川っ子体操)
児童の日ごろの活動やスポーツテスの結果、欠けていた柔軟性や筋力を養うため、校歌に合わせた自校体操を作成し取り組んでいる。
(イ) ゲーム
各種の鬼ごっこやいろいろなリレー遊び、また、レクリェーションゲームなどを楽しくやっている。
(ウ) 用具施設
コロコロタイヤやボール、輪などの用具や校庭の固定施設を活用した運動をしている。
(エ) 全校竹馬
竹馬挑戦カードの内容に従って、それぞれに挑戦をする。できた所にシールをはっていく。
(オ) 一輪車
一輪車挑戦カードの内容に従って、それぞれに挑戦をする。できた所にシールをはっていく。
(カ) ダンス
フォークダンスやリズムダンスを学年ごとや縦割りグループで楽しく踊る。
今まで実施したダンス「タタロチカ」「チェツチュッコリ」「フリーダム」「ライディーン」
(キ) 全力走
火曜〜木曜の。プログラムの中に全力走を組み入れ全員で行う。一回目は一〜三年は三十メートル、四〜六年は四十メートルをめやすとし、個人の能力に応じたスタート位置から走る。二回目は全学年が四十メートルを走る。全力走が終った後に四列縦隊となり、行進曲に合わせて正面まで行進する。
(ク) なわとび挑戦
なわとび挑戦カードの内容に従ってそれぞれに挑戦する。縦割りグループごとに活動してきたところに班長からシールをもらってはる。
(ケ) 学年トレーニング
学年ごとに体育館と廊下に分かれて行う。それぞれの発達段階に応じた種目を選び柔軟性や筋力を養う。
児童の声
私たちは、毎日元気に分校で業間体育をしています。一年生から六年生まで仲よくやっています。一番好きなのは、火曜日にやる一輪車とゲームです。竹馬はかなり程度の高い種目にちょうせんしています。業間体育はみんな好きで一生けんめい努力しています。
大内分校 五年
◇ 業間体育における成果と課題
(ア) 今年度、プログラムの中に新たに「ゲーム」という領域を加えたことにより、子どもたちは一層楽しみながら、意欲的に取り組んでいた。
(イ) いろいろな運動に取り組ませることにより、運動経験が豊かになった。
また、それを継続することにより、
位置づけ
プログラム
●晴天時
●天天時及び冬期間
全校生の竹馬による運動
全力走の隊形