教育福島0129号(1988年(S63)02月)-003page
教育最前線
高齢者の知識と経験を生かす
−ふるさと文化ふれあい教室−
少年が地域の人々との触れ合いを通して、地域社会の成員としての自覚を高めるのは大切なことです。
そのための「ふるさと文化ふれあい教室」が県内十市町村で実施され、子どもたちが郷土についての理解を深め、生活文化・伝統文化等を学習する場で、地域の高齢者か指導の中心となって活躍しています。
「かやの穂」を使っての民芸品づくり −国見町−
ポスター作りを楽しく学ぶ
−読書活動指導者養成講座−
地域の読書活動の推進者となる指導者を養成する標記の講座が十一月下旬に開かれました。
毎回ユニークな題材をとりあげる当講座が掲げた「ポスターとチラシの作り方」という今年のテーマは、「PR活動は大切だが、難しい」という現場の声に応えたもので、講師の指導のもとにポスターを作り、出来栄えを皆で批評し合う、とても楽しい内容になりました。
出来上がったポスターを前に楽しい批評会
更なる向上を目指して
−公立小・中学校教職経験者研修会−
小・中学校の教職経験五年の教員を対象とする標記の研修会が十二月三日から二月三日までの間に、小学校が四班、中学校が二班に分かれて福島市の県教育センターで行われました。
五年間の経験に加えてこの機会に各教科の指導法や服務・勤務についての研修を行い、教職員としての資質の向上を図るという趣旨に基づいて、小学校四百十名、中学校二百十一名の先生方は二泊三日の研修に執心に参加していました。
真剣なまなざしで講義に聞き入る先生たち