教育福島0129号(1988年(S63)02月)-020page

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となく、各学年にわたって計画的に行えるよう、指導計画を改善する。

(四) 教師の生徒理解と生徒の自己理解が深められるようにするとともに、生徒の特性に応じて教育相談を一層充実する。

(五) 進路に関する各種資料や情報等の収集に努めるとともに、それらを整理し、積極的に活用する。

(六) 指導の成果や今後の課題を確認しながら進路指導の目的に照らして評価を加え、指導計画や指導方法等の改善を図る。

 

三 家庭や地域社会、関係諸機関との連携を一層強化する

 

(一) 学校と家庭との相互理解と協力のもとに効果的な指導が進められるよう、地域の人々や保護者に対して適切な進路指導の在り方について積極的な啓発を行う。

(二) 職業指導関係諸機関及び高等学校等との緊密な連携を図りながら適切な情報の交換に努めるとともに、進路指導についての相互理解を一層深める。

 

へき地・小規模校

 

学校の規模や施設設備、学級の編制等の状況に即しながら、小人数のよさや恵まれた自然環境、地域素材を生かし、一人一人の児童生徒の個性・能力を十分に発揮させるため、次の点に努力する。

 

一 地域・学校・児童生徒や学級編制等の実態に即して、指導計画の改善・充実を図る

 

(一) 指導資料、指導記録の累積に努め、地域の学習環境や学習素材、児童生徒の生活経験など生かせる指導計画に改善する。

(二) 児童生徒の実態を的確に把握し、教材の精選や教材構成を工夫して指導の重点を明確にした指導計画に改善する。

(三) 複式学級においては、指導計画の類型化を図るための研究を深め、実態に即した効果的な指導ができるようにする。

 

二 少人数の特性に即した教育活動や指導法を工夫し、授業の充実を図る

 

(一) 一人一人を育てる教育活動を計画的に進める。

(1) 積極性や社会性を育成するため、集団の編成の仕方を工夫し、その機能を生かすとともに、集団内での自己啓発に努める。

(2) 学校や学級における全教育活動を通じて、自己表現力を高める手だてを工夫する。

(3) 個に応ずる指導の在り方を工夫し、継続的に実践する。

(二) 主体的に学習を進める力を育てる指導法を工夫する。

(1) 学習の仕方を身につけさせ、学習意欲を高める指導法を工夫する。

(2) グループ学習において、助け合い学習を積極的に進め、協力して問題解決に取り組めるようにする。

(3) 指導と評価の一体化を図り、認められる場を意図的に設定するとともに、基礎的諸能力が児童生徒一人一人に確実に身につくようにする。

(4) 複式学級においては、次の事項に配慮して指導に当たる。

○ 直接指導と間接指導を効果的に関連づける指導過程を工夫する。

○ 間接指導においては、課題の解決、習熟、応用、自己評価などをとおして、「ひとり学習」の深化を図る。

 

三 教育機器や資料の積極的な活用を図る

 

(一) 学習に興味と意欲をもたせ、学習経験の拡大を図るため、教育機器の特性を生かした活用に努める。

(二) 複式学級における指導資料の効果的な活用に努める。

(三) 教育機器や資料の計画的な整備、管理を図り、積極的な活用に努める。

 

小学校

−各教科の指導の重点−

 

国語

 

言語の教育としての立場を一層明確にするとともに、表現力を高めるように次の点に努力する。

 

一 国語力を養うための基礎となる言語事項の指導を充実する

 

(一) 言語に関する事項を指導計画や指導過程に明確に位置づけるとともに、児童の実態に即して計画的・継続的に指導を展開する。

(二) 書写の指導に当たっては、国語科書写の立場を明確にして、硬筆・毛筆の関連を十分図った指導計画を作成するとともに、基礎的技能を高めるよう指導を工夫する。

 

二 「表現」の指導を計画的に行い、特に文章表現力の向上を図る

 

(一) 作文を主とする指導計画を作成し、

 

 

 


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