教育福島0129号(1988年(S63)02月)-024page
に、効果的な活用を工夫する。
(二) 材料や用具の正しい扱い方を身につけ、積極的に造形活動に生かすよう指導を充実するとともに、事故防止のための指導を徹底する。
(三) 美的な環境構成を工夫したり、校内に作品を展示し、解説を加えたりして、作品に親しませ、鑑賞の仕方を身につけさせる工夫をする。
家庭
日常生活に必要な衣食住などに関する実践的な活動を通して、基本な知識と技能を修得させ。家庭生活についての理解を深めさせるために、次の点に努力する。
一 児童・学校及び地域の実態に応じ、創意を生かした指導計画を改善する
(一) 児童の生活経験や学校の持つ諸条件・地域の実態などを的確に把握し、それらに即して指導内容の重点化を図り、題材の配列を工夫する。
(二) 第四学年までの各教科等の学習や生活経験を基盤として学習が進められるようにする。
なお、消費者としての基礎的な知識や理解が得られるように意図的に計画に組み入れる。
二 学ぶ喜びや楽しさを味わうことができるよう、指導法の工夫と改善に努める
(一)児童の能力、適性に応じ、基礎的・基本的な技能を身につけ、意欲的に学習に取り組めるよう、学習課題の設定や学習形態等の工夫に努める。
(二) 実践的・体験的な学習が一層活発に行われるよう、教材や教具の開発に努めるとともに、指導過程を工夫する。
(三) 児童の家庭生活との関連を密にし、よりよい家庭生活や温かい家族関係に目を向けた学習が展開できるよう工夫する。
三 学習意欲を高める評価について実践的な研究を深め、指導法や指導計画の改善に努める
(一) 指導過程における児童の学習状況を適切に評価し、指導計画や指導方法の改善に努める。
(二) 授業のねらいの達成状況を的確に把握するとともに、自己評価や相互評価を取り入れ、知識や技能の習得に意欲を持たせるよう努める。
(三) 家庭や学校の日常生活の中で、よりよい実践が出来るよう、関心・態度の評価について工夫する。
四 学習効果を高めるよう、施設設備を計画的に整備し、その活用を図るとともに、安全指導と安全管理に努める
(一) 実践活動が効果的に進められるよう、現有施設設備の活用と、整備充実に努める。
(二) 実習の指導においては、用具の手入れ、保管・取り扱いなど、安全指導・安全管理に努め、事故防止に万全を期する。
体育
適切な運動の経験を通して基本的な技能も養い、運動の楽しさを十分に味わわせるとともに、身近な生活における健康・安全について理解させ、健康の増進及び体力の向上が図れるよう、次の点に努力する
一 意欲的な学習活動が展開できるよう指導計画の改善・充実に努める
(一) 学校や地域及び児童の実態を踏まえ、六年間を見通して各学年の目標や内容を的確に定め、調和のとれた指導計画を作成する。
(二) 基本の運動では、体の基本的な動きや各種の運動の基礎となるよい動きを養うため、指導計画と指導過程の創意工夫に努める。
(三) ゲームでは、集団で仲よく勝敗を競う楽しさを経験させながら、各種の運動の基礎となる運動能力が身につくよう指導計画の改善に努める。
二 運動の特性に触れ、楽しさを体験させるよう指導法の改善に努める
(一) 指導のねらいや内容の重点を明確にして指導に当たる。
(二)運動の特性を踏まえ、系統的・段階的指導を展開する。
(三) 全力で運動に取り組めるよう、場面設定を工夫する。
(四) 学習意欲をもたせるための評価を工夫する。
三 計画的・継続的な指導により、体力を高める
(一) 学校の教育活動全体を通じて、保健・体育指導を進めるため、全職員の共通理解を得て実践する。
(二) スポーツテストの結果を分析し、 児童一人一人の課題をとらえ、計画的・継続的な指導をする。
(三) 創意を生かした教育活動の時間等を活用し、体力つくりを推進する。
(四) 発達段階に応じて、運動の特性に触れさせるとともに、運動の日常化に努める。
(五) 保健・安全及び給食指導との連携を密にし、総合的な体力の向上に努める。