教育福島0129号(1988年(S63)02月)-027page

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(一) 自然の事物・現象に直接触れ、具体的な活動を通して学習が進められるように努める。

(二) 生徒の直観や発想を大切にし、生徒自身の考えによる主体的な探究活動が行われるよう努める。

(三) 生徒一人一人が自ら学習を進めるとともに、互いに協力し、啓発し合うなど、個と集団のかかわりによって学習が深まるよう工夫する。

 

三 評価についての実践研究を深め、指導計画や指導法の改善に努める

 

(一)形成的評価や自己評価を適切に行い、生徒一人一人に対して的確な指導が進められるようにする。

(二) 自然を調べる能力や態度を評価する方法についての研究を深め、適正な評価に努める。

 

四 指導の効果を高めるため、学習環境及び教材・教具の整備、活用に努める

 

(一) 身近な素材の活用と教材・教具の開発を図るとともに、地域の自然環境を生かした野外学習が効果的に行われるようにする。

(二) 理科室等の環境構成を工夫し、学習に対する興味・関心を高める。

 

五 理科学習における安全について十分指導し、事故防止に万全を期する

 

(一) 観察、実験の操作や器具の使い方に習熟させ、安全や事故防止に対する習慣を身につけさせる。

(二) 毒物・劇物・危険物(発火性・引火性薬品等)については、定期点検を行い安全管理に努める。

 

音楽

 

生徒の音楽約諾能力を高める過程で音楽を愛好する心情を育て、生徒の音楽的感性を大切にしながら個に応じた指導の展開に努め、豊かな情操を培うため、次の点に努力する。

 

一 音楽的諸能力を育てる指導が効果的に展開されるよう、指導計画を改著する。

 

(一) 表現や鑑賞の活動を通して、一人一人の音楽的諸能力が豊かに育てられるよう、教材の選択・構成を吟味する。

(二) 生徒の興味・関心や小学校との関連に配慮して指導内容の重点化を図り、ゆとりある学習が展開される計画とする。

(三)題材の設定に当たっては、「主題による題材」を中核としながら、系統的・発展的な指導が継続して展開できるよう計画し、個々の題材について具体的な指導目標を設定する。

(四) 授業の反省と評価を適切に行い、創意を生かした指導計画に改善する。

 

二 生徒が進んで音楽活動ができるよう、指導法の改善に努める

 

(一) 学習課題を生徒とともに設定し、生徒自ら音楽の美しさを追求する態度が育つよう指導の工夫に努める。

(二) 一人一人の音楽的感覚や能力を的確にとらえ、指導のねらいや到達目標を明確にして、生徒が成就感を味わいながら活動できるよう工夫し、音楽的感性を育てるよう配慮する。

(三) 生徒の主体的な活動を促すため、指導過程や学習形態を工夫し、視聴覚教材の活用を図るなど多様な授業の展開に努める。

(四) 表現及び鑑賞の活動では、単なる知識や技能の習得に偏ることなく、生徒の創造性を助長し、楽しさの中で諸能力が身につくよう適切な指導助言に努める。

(五) 情意面を含めた反省と評価を絶えず行い、個を生かす授業の展開に努める。

 

三 「日本の音楽」の指導を充実する

 

(一) 「日本の音楽」の教育的意義を十分に踏まえ、生徒の発達段階を考慮して適切な題材を設定する。

(二) 「日本の音楽」の特質や独特の味わいを感得させ、豊かな音楽観を培うよう、指導法を工夫する。

(三) 郷土の音楽の指導では、指導のねらいを明確にし、地域素材を積極的に教材化して、生徒に親しみを持たせながら指導を進めるよう配慮する。

 

〈選択〉

 

(一) 音楽を一層深く追求するための創意ある指導計画を作成し、具体的な指導目標を設定する。

(二) より質の高い音楽を学習する喜びを味わわせるよう、教材の選択や指導法を工夫する。

 

美術

 

造形的な創造活動の喜びを味わわせるために、地域や学校に実態及び生徒の特性を十分考慮して創意工夫し、表現と鑑賞の調和の取れた系統的な指導ができるよう、次の点に努力する。

 

一 主体的な学習活動が展開できるよう指導計画の改善、充実に努める

 

(一) 各学年の目標、内容を的確に押さえ、基礎的・基本的事項を指導計画に位置づけるとともに、指導内容の重点化と題材相互の関連づけを図る。

 

 

 


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