教育福島0129号(1988年(S63)02月)-028page
(二) 題材の設定に当たっては、指導分野の偏りがないように配慮し、意欲的に造形活動に取り組めるよう地域の素材や題材の開発に努める。
(三) 材料・用具及び技法に関しては、発展的・系統的に指導できるよう指導計画に位置づける。
(四) 鑑賞の対象となる資料の内容や範囲については、偏りや広がり過ぎのないように配慮して計画する。
(五) 学習指導の計画・実施・結果を総合的・継続的に評価し、創意を生かした指導計画への改善を図る。
二 造形的な創造活動の喜びを味わわせる授業の展開に努める
(一) 一人一人が明確に表現主題を持つて豊かな表現活動に取り組めるよう、発想や構想の段階を重視して指導助言・援助の工夫する。
(二) 生徒の造形的な見方・考え方を大切にして、基礎的・基本的事項が確実に身につくよう、題材ごとの指導内容の精選を図る。
(三) 鑑賞指導に当たっては、表現学習との関連を考慮するとともに、対象の美的、造形的な価値を味わい親しむ態度を育てる指導の工夫をする。
(四) 作品の評価のみに偏ることなく、自己評価や相互評価を工夫するなど、表現製作への意欲を高める個人差に応じた指導法の改善に努める。
三 施設設備の整備、活用を図るとともに、美的な環境の構成に努める
(一) 施設設備を整備、充実するとともに、用具の扱いなどの安全指導にも配慮し、効果的な活用を工夫する。
(二) 環境の美的な構成と生徒活動との関連を図ったり、生徒が自由に親しみを持って鑑賞したりできるような工夫をする。
〈選択〉
主体的な学習活動を促し、生徒の個性・能力が伸長されるよう指導計画と指導の手だての改善に努める。
(一) 生徒の興味・関心、希望等に応じて題材を設定し、学習内容・活動の質的充実を図るとともに、ゆとりある計画の改善に努める。
(二) 生徒の感受性・表現方法の独自性を大切にするとともに、造形活動の喜びを一層深く味わわせる。
保健体育
運動の合意的な実践を通して運動に親しむ習慣を育てるとともに、生徒の能力に応じ、運動の楽しさや喜びを体得させ、生涯にわたって運動を積極的に実践し、健康の増進と体力の向上が図れるよう、次の点に努力する
一 主体的な学習が展開されるよう指導計画の改善・充実に努める
(一) 学校や地域及び生徒の実態を踏まえ、学校における体育に関する指導の全体計画との有機的な関連を図るとともに、三年間の見通しをもった計画になるよう配慮する。
(二) 運動種目を精選し、運動そのものの喜びや楽しさが体得できる計画になるよう配慮する。
二 運動の特性を明らかにし、内容の重点化と指導法の改善に努める
(一) 運動課題の解決を目指す授業の組み立てを工夫し、生徒の主体的な学習活動が展開できるようにする。
(二) 生徒の欲求を充足させるため、運動の特性に応じた学習内容を設定し、運動活動を効果的に進める。
(三) 運動の質と量の適正化を図り、運動の合理的な実践を通して技能の向上に努める。
(四) 自己評価・相互評価を生かすとともに学習への意欲をもたせるような評価の仕方を工夫する。
三 計画的、継続的な指導により、体力を高める
(一) 学校の教育活動全体を通じて保健体育指導を進めるため、全職員の共通理解を得て実践する。
(二) スポーツテストの結果を分析し、生徒一人一人の課題をとらえ、計画的・継続的な指導をする。
(三) 創意を生かした教育活動の時間等を積極的に活用し、余暇の活用や健康な生活をおくるための行動の仕方を体得させる。
四 特別活動における体育・保健・安全・給食指導との連携を密にし、総合的な体力の向上に努める。
(一) 施設・設備や用具の活用と整備拡充に努める。
四 保健学習の充実と事故防止に努める
(一) 教材の精選と指導の重点化を図り計画的な授業の展開に努める。
(二) 授業における実験・実習を重視するとともに、資料の収集、教育機器等の活用を図り、保健学習が魅力的なものになるよう努める。
(三) 施設、用具の定期安全点検の実施と潜在危険箇所の除去に努め、事故の絶無を期する。
技術・家庭
生活に必要な技術の習得を通して、生活と技術の関係を理解させ、自ら