教育福島0129号(1988年(S63)02月)-029page

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進んで工夫し創造する能力および実践的な態度を育てるため、次の点に努力する。

 

一 地域や学校及び生徒の実態に即した指導計画に改善する

 

(一) 学習指導要領に示されている基準を踏まえ、地域や学校の実態及び生徒の特性等を十分考慮し、三年間を見通した適切な領域を選定するとともに、地域素材の教材化に努める。

(二) 生徒の心身の発達段階や指導内容に応じて各領域の指導時数を適切に配当し、ゆとりある充実した学習活動ができるよう工夫する。

(三) 実践活動を中核としながら、調査試作、実験等も含めた効果的な学習活動が展開できるよう工夫する。

 

二 実践を通して学ぶ楽しさや完成の喜びを体得させるよう、指導法の改善に努める

 

(一) 学習意欲を高めるために、魅力ある適切な題材と教具の開発に努め、生徒の生活経験を生かした学習の展開ができるよう工夫する。

(二) 生徒の主体的な学習活動を促すために、生徒の創意工夫を生かす場の設定や学習形態の工夫に努める。

(三) 生徒の能力や特性に応じて個別指導に努め、学習に対する成就感が味わえるよう工夫する。

 

三 実践的な態度や基礎的技能を身につけさせるための評価の工夫と改善に努める

 

(一) 生徒自身が学習の達成状況を正しくとらえ、主体的な学習が進められるよう、自己評価や相互評価の観点及び評価法等の工夫に努める。

(二) 学習に対する関心・態度や習得した基礎的技能について、適切な評価ができるよう実践的な研究を進める。

 

四 学習効果を高めるよう施設設備を整備し活用を図るとともに、安全指導と安全管理の徹底に努める

 

(一) 現有施設設備の点検と保守に努め事故防止に万全を期する。

(二) 学習効果を高めるため学習環境を整え、創意ある実習室の経営に努める。

 

〈選択〉

 

選択技術・家庭科の趣旨を正しく踏まえ、生徒の特性に応じて個性や能力の伸長を図るよう指導計画や指導法の改善に努める。

(一) 題材の設定に当っては生徒の興味や関心を考慮するとともに、教育的価値、作業の難易度、安全性等を十分吟味する。

(二) 生徒の主体的な学習活動を促し、学習の喜びが一層深く味わえるよう、題材の選択と指導法を工夫する。

 

外国語(英語)

 

言語を総合的に理解し、表現する基礎的な能力を養うためには、言語活動の習得にとどまることなく、言語活動を重視し、事柄の概要や要点をとらえさせたり表現させたりすることが必要である。このため、次の点に努力する。

 

一 弾力的な指導計画を作成する

 

(一) 各課の教材の特質や指導目標に応じて「聞くこと、話すこと」「読むこと」及び「書くこと」の三領域のいずれかに重点を置くようにする。

(二) 外国語科の目標を達成するため、ある程度まとまった課や期間を通して三領域の調和のとれた指導が行われるよう、指導計画を改善する。

(三) 各学年の目標と言語活動の指導事項との関連に配慮しながら各課の指導目標を吟味し、言語活動、特に表現活動が系統的に行われるよう計画する。

(四) 生徒の実態と指導の適時性の観点から教材を十分分析・検討し、言語材料と言語活動について軽重をつけた指導ができるよう計画する。

また、反復、拡充すべき重点事項と、その指導時期を明示しておくようにする。

 

二 言語活動を重視した授業を展開する

 

(一) 一時間一パートに固執せず、教材に応じて第一時で課全体あるいは数パートをまとめて導入し、第二時以降の授業にも変化をもたせるなど、弾力的な指導過程の工夫に努める。

(二) 豊かなコミュニケーション・プラクティスを通して基礎的・基本的事項を確実に身につけさせ、「わかる・できる・使える」授業にするよう、指導過程及び指導方法を工夫する。

(三) 活発な言語活動を展開するために、題材内容の概要や要点を重視し、適切な場面の設定と十分な時間の確保に努めるとともに、身近な単語や教室英語を積極的に使うようにする。

(四) 学習形態を工夫したり、学習方法を身につけさせたりするなど、生徒一人一人の特性を生かし育てるとともに、互いに学び合う学習集団の育成に努める。

(五) 視聴覚教材教具を意図的、計画的に活用することによって生徒の学習意欲を喚起するとともに、生き生きとした授業を展開するようにする。

(六) 英語学習を通して言語に対する関心を高めるとともに、外国人の生活

 

 

 


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