教育福島0131号(1988年(S63)06月)-017page
〔資料5〕A校における研究計画例
第2年次
第1年次の実践の累積をもとに、検証の過程を重視し、指導の仮説をふまえた授業実践を中心として、行動の変容、仮説の有効性の検証にあたり、研究の成果をまとめる。
○ 共通理解が図られない。
○ 教育目標や努力目標とかけ離れ
てしまった。
○ 協同体制がとれない。
○ 研究の的がしぼれない。
○ 継続的に進められない。
○ 研究のための用語の統一が図られない。
○ 年間計画の中に、研究推進の計画が十分に位置づけされていない。このような問題点を解決するために
1) 日常の教育活動から離れた研修活動にならないこと。
2) 児童生徒の教育活動に反映される成果を求めること。
3) 全教職員が、校務分掌の中で、各々の専門分野が生かされる組織であること。
4) 校長、教頭はじめ研究推進委員会は、研修に取り組みやすい雰囲気づくりに努めること。
5) 研修日の設定や、学部会、教科部会などと関連づけたりして、研修時間を計画的にとり、余裕をもって進められるようにすること。などをふまえておく必要がある。