教育福島0131号(1988年(S63)06月)-036page

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をすることが学校や教師が信頼されるための第一条件と考えた。

(四)、適応指導を図るための基本的な考え方

次の四項目について方策を見直し、研究、実践を継続することにした。

1) 基礎学力の充実を図ること。

2) 目的意識を持たせること。

3) 基本的生活習慣(態度)を確立させること。

4) 学校生活を楽しみ、充実感、成就感を持たせること。

 

五、適応指導の具体的方策と実践状況

(一)、基礎学力の充実

本校では、中学校三年生までに学習する漢字の習熟と中学校二年生までに学習する基本的な計算問題の習熟を到達目標とした。

具体的には、毎朝のショート・ホームルーム時に行う「朝学習テスト」、同じテキストを使用して行う学校裁量時間の中の「基礎学力」、さらに、これらを集約したものとして行う「月例テスト」などである。

1) 「朝学習テスト」

昭和五十七年度より、毎朝五分間の豆テストを実施してきた。学習の継続性や学習の習慣化という目標に迫る方策であり、その趣旨は十分生徒に浸透しており、定着化し、基礎学力の向上に貢献している。

2) 「基礎学力」

学校裁量時間を基礎学力充実に活用し、プリント学習を実施(資料2参照)。その活用については各ホームルーム担任に任されているが、班別学習(相互採点、教え合い、班別得点対抗等の実施)や一斉指導(解答は生徒が黒板に出て書く、特にまちがいやすい問題は教師が解答等)を適切に組み合わせ効果をあげている。

3) 「月例テスト」

年間五〜六回を目標に朝学習テスト基礎学力テストのまとめと定着を図るために実施してきた。

各教科一国語・数学)八十点以上を合格点とし、不合格者には、放課後の特別指導(自学自習、個別指導を全職員で十七時まで実施)を実施し、合格点に達するまで追試(平均六〜八回)を受験させる。

 

〔資料1〕実態調査結果(抜粋)

〔資料2〕学校裁量時間年間計画

 

〔資料2〕学校裁量時間年間計画

 

 

 

 


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