教育福島0141号(1989年(H01)09月)-046page

教育事務所だより

南会津教育事務所

〒967　南会津郡田島町大字田島字根小屋甲4277−1

◆(0241)62−1221(代)

　

　

若い生き生きした教師の実践

　

当南会津管内における若い教員の占める割合は大きい。二十代が管内全教員数の三十六パーセント、三十代が三十三パーセント、四十代まで含めると約八十五。パーセントに達する。このような若い教員層の中にあって、特に、二十代の教員は、他管内では得がたい貴重な体験をすることができる。

第一に、小規模・小人数校が多いので、児童生徒一人一人に接する時間を十分に取ることができる。第二に、塾などが少ないので、学校教育本来の機能を発揮できる。第三に、教員数も少ないことから、若くして主任クラスの校務を分担するなど、研修を受ける機会も多い。第四に、他管内出身者が多いことから、多様な指導方法や人生観を学ぶことができる。南会津のこのような環境のもと、若い教員は、早い時期に教師としての力量を高め実践に励んでいる。

学級経営に体当りで取り組み、体育の授業では、児童生徒とともに力一杯活動し汗を流す。このような姿を通して若い教員は子どもたちや周囲の人々の心の中に溶け込んでゆく。

また、広い体育館に場所を移して、生き生きと児童を活動させ、創造的な理科の授業に取り組む若い教師、このような創意・工夫のもとに進められる授業は、楽しく、しかも確かな学習となっている。

当管内の若い教員は、経験豊かな教員のリードのもとに、研修に励み、貴重な体験を積みつつ、地域の教育を推進する大きな力となっている。

　

子どもとともに汗をながす若い教師

　

広い空間でのびのび授業

　

現代のニーズに応える

小・中学生参加の生徒指導

−南郷村教育委員会−

　

南郷村教育委員会では、青少年の健全育成を重点施策の一つとして取り上げている。将来の南郷村の担い手を数多く育成していくためである。

特に、「社会の成員としての使命と、役割を自覚し、心身ともに健康にして.創造性豊かな青少年の育成」を目標として掲げ、各関係機関、団体との連携を図りながら地域ぐるみで取り組んでいる。

事業の実施に当たっては、異年齢間の交流と、自主的、自発的な態度の育成に主眼をおき、小・中・高校生が積極的に社会参加できるように企画、立

　

村の将来は主張から