教育福島0159号(1991年(H03)11月)-050page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教育福島0159号(1991年(H03)11月)-050page


ふくしま施設の散歩道

南湖神社宝物館

〒九六一

白河市史跡名勝南湖公園内

〇二四八二−三−三〇一五

白河市にある県立南湖公園は、春の桜と秋の紅葉が松の緑を背景にして特に美しい公園です。この南湖公園はわが国における最初の公園で、天明三年から松平定信公が白河城主になって造られたものです。

この公園のなかに松平定信公を祭った南湖神社があります。この神社の境内を上っていくと木立ちのなかに南湖神社宝物館はあります。この宝物館は昭和五十八年五月に完成したものです。収蔵されている宝物は松平定信公に関するものをはじめ、明治、大正、昭和の三代にわたり各界に活躍した渋沢栄一から奉納された国宝級の絵画(下村観山の楓、橋本永邦の桜)など四十七点が展示されています。

交通

白河駅から車で十分 新白河駅から車で五分

開館時間

午前九時〜午後四時半

年中無休

松平定信公自画像

松平定信公自画像

楓 下村観山

楓 下村観山

檜伎岐村歴史民俗資料館

檜伎岐村歴史民俗資料館

〒九六〇−〇五

南会津郡檜枝岐村字下ノ原八八七−一

〇二四五−七五−二三四二

檜枝岐村は、周囲を山に囲まれ、古くから林業が最も大きな産業であり、米が実らないため、ソバ、アワ、ヒエなどを主食とし、自給自足の生活を続けてきましたが、近年尾瀬を中心とした観光産業が盛んになり、今では観光の村として脚光を浴びるようになりました。

約二〇〇年の伝統を誇る檜枝岐歌舞伎は、地芝居としての価値を高く評価され、全国にその名が知られるようになり、毎年五月十二日と、八月十八日の祭礼では、奉納歌舞伎として上演されており、その保存伝承が図られています。

当資料館は、鉄筋コンクリート二階建ての小規模な施設であり、江戸時代から伝わる歓舞伎衣裳を始めとする民俗資料を数多く展示保存しています。昭和五十九年に完成し、昭和六十一年五月の開館以来多くの方々に利用されています。ぜひご来館のうえ、貴重な資料をご観覧ください。

交通

会津鉄道会津高原駅下車バス一時間四〇分

開館時間

午前九時〜午後五時

休館日

十二月一日〜四月三十日


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。