教育福島0169号(1993年(H05)02月)-032page

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教育事務所だより

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

 

県南教育事務所

〒961 白河市字昭和町269

TEL(0248)23-1667(代)

 

「本との出会いを大切に」

東村教育委員会

 

「こんにちは!」「はやく本読んで!」と今月も又子どもたちの明るい声に囲まれて「おたのしみ会」の始まりです。

図書の充実と誰もが気軽に利用できる図書室をめざして、活動をしています。毎月の行事としては、うぐいす号による企業・中学校・分館での図書の貸出し。そして、幼児・小学生を対象とした「おたのしみ会」では、読みきかせを中心に紙芝居や紙工作等々をしています。子供達には自由な雰囲気の中での活動なので楽しそうです。又、女性を対象とした「読書会」では本年度は、女の生き方をテーマとしてテキストを読み話し合いを深めています。そのほか、小学生を対象として夏休み中に「手づくり絵本教室」、九月に「読書感想画展」を開催しています。

現在蔵書数も一万冊を越え、年々利用も伸びてきていますが、図書活動は地味で根気のいる仕事です。現在図書室を利用している子供達の十年後の姿を描いて、一人でも多くの住民に本との出会いが持てるようにこれからも努力していきます。

 

人形劇を楽しむ子供たち

 

人形劇を楽しむ子供たち

 

「インテリジェントスクール」

棚倉町教育委員会

 

町立社川小学校の改築が予定されているのを機会に、文部省から文教施設のインテリジェント化に関するパイロットモデル研究の委嘱を受け、地域の特性を十分生かした施設づくりを行うため、調査研究を進めております。

最大の特色は、現校舎の南側に新たに六ヘクタール余の敷地を求め、二十一世紀に向けて理想とされる、人間性・文化性そして自然との調和に配慮した快適で豊かな教育環境づくりを行うことです。

この地は、なだらかな丘陵の地で池があり、泉が湧き出、多くの樹木が植生しており、これらの豊かな自然環境を最大限に活用して、体験学習、憩いの場、体力づくりの場等を整備し情操教育と体験豊かなたくましい子どもの育成を図ります。

校舎については、木造平家建とし、多様な学習方法に対応できる教室機能の充実、情報化への対応、教職員スペースの機能改善、快適な食事と交流の場となるランチルームの設定等新たな教育環境づくりを行って参ります。

また地域に開かれた学校と学校週五日制への対応を図るため、開放ゾーンを設定し、とくに図書室については、町立図書館とのネットワーク化を位置づけて整備をいたします。

 

校舎配置予想図(案)

 

校舎配置予想図(案)

 

 

 


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