教育年報1956年(S31)-005/73page
8・28 県内在留朝鮮人子弟の民族学級設置について 在日朝鮮人連県委本部員 保留調査研究 8・30 内郷高等学校第二部存置方について 好間村長外四 〃 9・15 飯野町立青木中学校の存続方について 青木住民大会議長 〃 9・27 佐倉小学校佐原分校の本校昇格方について 佐倉村長代理他二 〃 10・5 被災農家の学童に対する給食、給衣及び教科書の交付方について 昭和村長外四 〃 10・16 勿来高等学校体育館兼講堂建設について 市長外三 〃 10・23 県立石川高等学校増築について 町長外五 〃 〃 田島小学校栗生沢分校のへき地指定方法について 町教育委員会 不採択人事委員会へ送付 10・25 白河高等学校商業科定員増加について 市長外八 保留調査研究 〃 南会西部高等学校運動場設置方について 南郷村長外七 〃 10・29 内郷高等学校第二部存置方について 好間村長外三 〃 〃 須賀川高等学校図書館建設について PTA会長外一 〃 〃 小野高等学校敷地の一部借用方について 町消防団長外三 〃 10・30 白河女子高校特別教室改築について 父母と教師の会々長外一 〃 10・31 小中学校教職員の充実についてその他 県PTA連協会長 〃 11・1 小高農工高津葛分校の四年制復元について 浪江町長外六 〃 11・9 本宮高等学校白沢分校増改築について 白沢村長外三 保留 〃 大沼高等学校普通科の定員増加について 父母と教師の会長外十四 〃 11・13 信夫高等学校工業科に工業化学課程増設について PTA会長 採択 11・14 川俣高等学校山木屋分校家庭科復活について 町長外一 不採択 11・21 四倉高等学校教員室拡張並びにモデルハウス建築について PTA会長 保留 〃 南会西部高等学校伊南分校存置方について 伊南村長外四 〃 〃 会津農林高等学校農産加工科新設について 坂下町長外二 採択 〃 会津農林高等学校講堂兼体育館の建築について 〃保留 11・22 相馬女子高等学校体育館兼講堂建設について 市長外二 〃 11・28 福島盲ろう学校火災に伴う責任者の措置について PTA会長 〃 〃 福島農蚕高等学校工作室並びに農蚕加工業の復旧方について 同窓会長外一 採択 〃 信夫高等学校に工業化学課程の増設方について 市中学校PTA連学委員会 処理済 〃 特殊学級の設置方について 市手をつなぐ親の会 採択 11・30 白河高等学校体育館建設について 父母と教師の会々長外一 保留 12・1 福島盲ろう学校再建について 盲学科同窓会長外 採択 12・3 安積高等学校全日制家庭科の募集停止の解除方について 市長外七 不採択 〃 小名浜高等学校校舎増築について PTA会長 保留 〃 若松商業高等学校定時制農業科独立校舎建設について 独立校舎期成会長 〃 12・4 磐城女子高等学校体育館建築について 施設拡充期成同盟 〃 〃 小野高等学校定時制家庭科設置について 会長外 採択 〃 内郷高等学校理科実験室、被服教室の増築並びに防火壁の設置について PTA会長 保留 12・5 昭和三十二年度県教育予算編成について 県小中学校長会長 〃 〃 昭和三十一年度末人事について 〃一部採択 〃 保留
昨年四月から十二月までの陳情総件数
は六〇件だから、一回当りの平均は六件
−七件の陳情ということになる。六〇件
のうち採択十七件、不採択二件、保留調
査研究三十七件その他四件となっている
から、いかに県民の声がとりあげられて
いるか、少くとも教育委員会の方針の決
定に県民の声が直接つながっているかが
わかる。
すなわち、採択ということは、教育委
員会の方針としてとりあげられることを
意味するもので、保留調査研究は教育委
員会の研究問題としてとりあげられるこ
とを意味しているからである。
内容別にみたらどんなことがらであろ
うか。
まず教育の分野別にみると、県立学校
についての陳情がもっとも多くて約半数
を占め、ついで小、中学校についてで、
そのほかは非常に少くなっている。
しかも、小、中学校、高校をとおして
校舎の新築、増築、改築がめだって多
く、約半数を占め、ついで高校の統廃合
をめぐる条件となっている。
こうしてみると、いま何がもっとも問
題になっているかを推測することでき