教育年報1956年(S31)-046/73page

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昭和31年 学校種別月別罹災児童生徒数および罹災率(文部省中間報告)

災害種別 学校種別 調査児童
生徒数
4月〜6月 調査児童
生徒数
7月 調査児童
生徒数
8月 4月〜8月
罹災児童
生徒数
罹災率
(万分比)
罹災児童
生徒数
罹災率(万分比) 罹災児童
生徒数
罹災児童罹災率(万分比) 罹災児童
生徒数
罹災率(万分比)
負傷          
  高等学校 243523 482 6.59 213949 126 5.89 194226 116 5.98 724 6.36
  中学校 294276 486 5.5 262610 161 4.41 242820 51 2.1 653 4.7
  小学校 328587 445 45.1 290867 99 3.4 269232 34 1.26 578 3.74
疾病 高等学校 243523 78 1.07 213949 21 0.98 194226 29 1.49 128 1.12
中学校 294276 63 0.71 262610 13 0.49 242820 19 0.78 95 0.68
小学校 328587 135 0.36 290867 15 0.52 269232 5 0.19 55 0.36
死亡 高等学校 243523 213949 194226
中学校 294276 1 0.06 262610 242820 1 0.04
小学校 328587 290867 1 0.03 269230 1 0.04 2 0.01

三、東北北海道養護教員研究大会の
 開催について
 この大会はかねてからの懸案であった
が、漸く実現を見て、左記により開催さ
れた。参加者は六百名を超え、他県から
も多数参加して、養護教員の立場から学
校保健の諸問題について真しな研究討議
が行われ、誠に有意義であった。養護教
員に対する日頃の認識を改めた方も多い
と思う。
 なお大会終了後、さらに二日間保健講
習会を開催して一単位認定を図ったこと
は、資格問題の多い養護教員の立場から
喜ばれ、研究会の効果が上ったと相察さ
れた。
主催 福島県教育委員会事務局
   福島市教育委員会
   福島県学校保健協会
期日 八月六日、七日
会場 福島市立福島第一小学校
日程

  8.00 9.30 10.00 11.00 12.00 12.40 5.00
第一日 八月六日 受付 開会式 講演 班別研究 昼食 班別研究
第二日 八月七日 研究発表 講演 全体会議 講評 閉会式
  8.3 9.5 10.4 11.2 11.5  
特別講演
 学校保健の問題とその対策
  文部省初等中学教育局保健課
            荷見秋次郎
 養護教員の執務
  東京都高輪台小学校養護教諭
            千葉たつ
全体協議会議題
○養護教員の身分保証について要望する
 の件        北海道、福島県
○学校保健推進上同一研究テーマに基い
 て東北、北海道の養護教員が共同研究
 するの件        福 島 県
班別研究協議題
○第一班 児童生徒の保健自治活動を活
  発にするために養護教員はどうあれ
  ばよいか。
○第二班 養護教員の執務はどうあるべ
  きか。
○第三班 身体検査の結果の処理と活用
  をどのようにすればよいか。
○第四班 普通学級における虚弱児童生
  徒(肢体不自由児を含む)の取扱い
  をどうすればよいか。
○第五班 安全教育の効果を挙げるには
  養護教員はどうすればよいか。
○第六班 健康教育を効果あらしめるた
  めに、養護教員はどうずればよい
  か。
○第七班 思春期における精神衛生をど
  うすればよいか。
○第八班 指導要録に記入する身体の記
  録についてどのような資料を集めれば
  よいか。
研究発表
  紙面の都合でのせ得ないが、全体と
 して理論に走らず、具体的研究が目立
 ったことは進歩の一つであった。ただ
 発表の技術として、視聴覚用具をもつ
 と利用すること、プリントを準備をよ
 くすることが望ましいと思う。
四、健康優良学校、健康優良児童の
 表彰について
 本県においては、毎年優秀な成績を治
め、日本一健康優良学校、日本一健康優
良児童を引きつづき排出しているのであ
るが、本年度の傾向を見ると、代表候補
の水準は非常に高くなっており、県代表
校並びに児童を決定するのに困難を感じ
たほどである。しかし全県的に見ると相
当甚だしい差があることは事実である。
この差をできるだけ少くして、県内の学
校ならびに児童の健康が同じように向上
して行くことが本行事のねらいであり、
これから大いに努力せねばならない点で
もある。
 本年度は、左の学校、児童を地方審査
会において選出し、※印を中央に推せん
した。
 健康優良学校
  十六学級以上
  ※平市立平第一小学校
   福島市立福島第六小学校
   白河市立白河第三小学校
  十六学級以下
  ※石城郡四倉町立大浦小学校
   耶麻郡塩川町立姥堂小学校
 健康優良児童
   馬場健一郎(福島一小)
  ※箱崎伸太郎(内郷、高坂小)

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