教育年報1956年(S31)-047/73page

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   笹島一臣(平三小)
   小野捷(川俣小)
   佐藤善昭(日和田小)
   飛知和昭一(西白河、釜子小)
  ※八巻裕子(福島三小)
   横山美智子(平二小)
   加藤玲子(白河三小)
   長谷川玲子(若松市謹教小)
   吉田淳子(安達郡、西新殿小)
 中央推せん者のうち、大浦小学校は全
日本健康優良学校特選に、箱崎伸太郎は
全日本健康優良児童特選として全国小学
校十指の中に入り表彰されたことは喜び
にたえない。
五、第五回福島県学校保健研究大会
 の開催について
 本年度の研究目標として、東北地方に
多い寄生虫、トラホーム問題に重点をお
いて各方面から検討した。本大会も五度
目をむかえ、会の運営、参加者の研究態
度は著しく充実、向上してきている。ま
た、学校長はじめ一般教職員の参加が漸
次増加してきつつあることは、学校保健
推進上誠に喜ばしい。
 なお本大会の反省の一としては、参加
者は五百名をこえたにかかわらず、学校
医、学校歯科医、PTAの参加が非常に
少なかったことで、これについてはこん
ご十分研究し、関心をたかめて行きた
い。
 また、この大会において健康優良学
校、児童の表彰並びに全国学校保健大会
において文部大臣表彰を受けた瀬上小学
校々医鈴木主計氏の紹介が行われた。
主催 福島県教育委員会事務局
   白河市教育委員会
   財団法人福島学校給食会
   福島県学校保健協会
期日 十一月九日、十日
会場 白河市立白河第三小学校
日程
  8.40 9.20 9.30 10.00 11.00 11.10 12.15 1.00 4.30
第一日 受付 公開行事 休憩 開会式 表彰式 講演 休憩 研究発表 昼食 班別研究
第二日 受付 判別研究の結果発表 休憩 講演  
  9.00 10.20 10.30 12.15  
特別講演
 学校保健の諸問題
  東京大学々芸学部教授 重田定正
 健康指導の考え方
  福島大学々芸学部教授 須藤春一
班別研究協議題
○第一班 学校における各種保健部会は
  トラホーム撲滅のための具体策をど
  のようにすればよいか。
○第二班 学校における各種保健部会は
  寄生虫対策をどうずればよいか。
○第三班 寄生虫症やトラホームをなく
  するために環境の整備をどうすれば
  よいか。
○第四班 寄生虫症やトラホームをなく
  するための健康学習をどうずればよい
  か。
○第五班 寄生虫症やトラホームをなく
  するための健康指導をどのようにす
  ればよいか。
○第六班 中学校における保健学習を効果
  的にするにはどうすればよいか。
○第七班 高等学校における保健学習を
  効果的にするにはどうすればよい
  か。
○第八班 学校給食における運営並びに
  管理を適切にするにはどうすればよ
  いか。
六、通達による指導の主なものにつ
 いて
1 中学校保健体育科のうち保健の学習
 の指導について(31・4・13)
2 学校身体検査の実施の徹底について
 (31・5・2)
3 児童生徒の災害補償事業を行う団体
 について(31・8・1)
4 第四回精神衛生普及運動の実施につ
 いて(31・11・15)
5 覚せい剤禍撲滅強調月間運動の実施
 について(31・11・15)
七、福島県学校保健協会の事業につ
 いて
1 健康安全に関する同一テーマによる
 共同研究の実施について
  本県内の小・中学校が一せいに昭和
 三十一年四月一日から昭和三十二年三
 月三十一日までに学校でおこった傷
 害、疾病について調査を行い、本県独
 自の資料を作製せんとするものであ
 る。文部省の調査が、医師の治療をう
 けた者のみに限っているのに対し、学
 校職員において処理した外傷、在校中
 に発病した疾病等広範囲にわたってい
 る。完成は三十二年度半ばの予定であ
 るが、十分期待してよいと思う。
2 その他養護教員認定講習会の開催を
 はじめ、県と共催にて各種保健関係講
 習会を開催している。
第二節 学校体育はどのようにして振興充実を
    はかったか
 昭和二十九年には小学校学習指導要領
が改訂され、本年度はさらに高等学校が
改訂、実施されるはこびとなったので、
学校体育としてはその趣旨の徹底を期す
るため、次の努力事項をかかげて振興充
実をはかってきた。
1 学習指導法の改善
2 安全教育の指導強化
 前者については、各種講習会の開催並
びに研究指定校の設置により、問題解決
の道を進め、後者については"集団行動
の指導について""水泳における安全指

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