教育年報1956年(S31)-052/73page

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はあるが、防疫体制を確立するために
も、すべての情報が県教委事務局に達す
るような途を講じなければならぬという
ことであった。何故なら、学校における
伝染病の流行は、一学校、一地域におい
てのみ、済まされるものでなく、県下一
般、さらにはわが国土に影響するもので
あってみれば、県における教育の中心と
もなるべき、県教委事務当局が、その状
況を知悉しておくべきことは極めて当然
なことであるから。
第五節 社会体育はどのような行事を通じて進め
    たか
一、社会体育レクリェーションの振
 興を如何にしたか。
社会体育指導員について
 生徒と直結した体育レクリェーション
の普及をはかるには、家庭をはじめ、市
町村、職場等と密接に連絡をとり、手近
かに指導に当ることの必要上、地方に左
記の指導員を設置して普及にあたった。
○指導員
三河正 福島市教育委員会事務局
幕田昌司 梁川町教育委員会事務局
竹内芳明 郡山市教育委員会事務局
竹内央 須賀川第一小学校
根本巧 白河第一小学校
山本仁一 東白川郡近津中学校
小豆畑政 石川郡石川小学校
星亀雄 田島町江川中学校,
片桐善男 喜多方市教育委員会事務局
熊田武男 田村郡西田村教育委員会
大門セイ 磐城女子高等学校
宮原清 双葉郡大堀村教育委員会
渡部和雄 中村第一小学校
伊藤広 安達郡本宮町青田
藤沢忠 会津若松市善久町
大川原善左久 河沼郡会津坂下町
社会体育指導員研修会
○期日 昭和三十一年五月二十六・七日
○場所 会津若松市少年の家
○内容 家庭における体育
    市町村における体育行事
    職場体育について
職場体育講習会
 職場における体育レクリェーションは
職場作業と間接的に見られ、職場の管理
者も従業員も、これをないがしろにし、
殆んど考えられていないというのが、現
状なので作業にける疲労防止と能率と、
健康と、発育の立場より職場を眺める
と、こうした環境で、こうした仕事を、
こうした手順で、こんな姿勢で、こんな
身体の使い方をしているとどんな災害が
多いか、またどこが疲れるか、さらにこ
れを長年続けていると健康の上では、身
体の発育の上ではどういう変化がくるか
を科学的に検討し、疲れが少く能率をあ
げ健康障害を起さないようにするために
は、作業環境を、働き方をどう改善合理
化すればよいか等を研究討議し仕事その
ものを健康化し明るい職場を、つくろう
と郡山市教育委員会事務局、福島労働基
準局と共催し、東京工業大学の塩谷宗雄
助教授を招聘し"安全衛生の面よりみた
上手な働き方"について、郡山市外日東
紡績富久山王場において開催し、今後の
職場体育についての進み方を検討した。
野外活動の奨励
1 教育キャンプの開催
1) ねらい
  青少年の共同生活訓練のモデルを示
 す目的で、教育キャンプを行い、これ
 により体得した奉仕、協同、友愛の精
 神にもとづいて、県内各地の青少年に
 呼びかけ、グループによるキャンプ活
 動を奨励し青少年活動の促進に寄与し
 ようとするものである。それで本教育
 キャンプは、県内各高校生徒会幹部の
 参集を求め、主としてキャンプカウン
 セラー養成を目的として実施した。
2) キャンプ場
  会津若松市湊町田面浜(猪苗代湖畔)
3) 講師と指導組織
 県教委事務局保健体育課長 鈴木勝枝
           主事 高崎剛
 福島大学体育学科  講師 佐藤克巳
 県社会体育指導員     片桐善男
 県社会体育指導員     藤沢忠
○指導組織
野営長(課長) プログラム係 片桐善男
調査係 藤沢忠
庶務係 高崎剛
記録係 佐藤克巳

2 参加音
 県内各高校生    四三名
 福島大学専政生   一五名
3 日  程
二、各種スポーツ行事は如何に進め
 たか。
1 第九回福島県総合体育大会
 夏季大会水泳(郡山市)漕艇(河沼郡 


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