教育年報1956年(S31)-056/73page
んで標準化した学力テスト問題作成を明
年度の事業に計画した。
三、教育広報
県教委の広報誌としては、当所の編集
している。
福島県教育月報(年一〇回刊行)
福島県教育年報(年一回刊行)=本書
がある。内容としては
月 報
1 教育に対する正しい世論の育成
2 教育行政の能率化
3 教育関係者の研修
年報(本書)
の如くであるが、何分少い予算のため最
近は県広報課編集の
"県政だより"(月刊)
に教育特集号を依頼し、旬刊の広報誌に
も寄稿を予定している。
第二節 教育図書室はどう利用されているか
福島縣教育資料研究會
付属施設としての図書室は、教育研修
所当時からの蔵書は、毎年度約五百冊の
図書と約二百余の資料の増設をみ、現在
は
図 書 七、六〇〇冊
資 料 一、九〇〇冊
を備え専門図書館として一般教育関係者
と大学の学生を主に閲覧に供している。
ことに資料室には文部省刊行物のほ
か、各府県の教育要覧、研究紀要、教育
広報誌が整理保存してあり、教育関係図
書と共に教育の現況を知る上に便利にな
っている。
又各方面への紹介をもかね、新着図書
案内を県広報誌へも掲載している。
閲覧者職業別調 (昭30.4〜昭31.3)
|
男 |
女 |
計 |
比較(%) |
教育委員会事務局職員 |
5 |
12 |
17 |
0.5 |
県職員 |
19 |
― |
19 |
1.4 |
教員 |
8 |
1 |
9 |
0.6 |
福大学芸学部 |
740 |
175 |
915 |
66.7 |
福大経済学部 |
330 |
― |
330 |
24.1 |
保母単院 |
― |
14 |
14 |
1 |
その他の学校 |
2 |
4 |
6 |
0.4 |
一般 |
63 |
9 |
72 |
5.3 |
計 |
1167 |
205 |
1372 |
100 |
閲覧者図書冊数調 (昭30.4〜昭31.3)
|
男 |
女 |
計 |
比較(%) |
総記 |
16 |
― |
16 |
1 |
哲学 |
65 |
14 |
79 |
4.8 |
歴史 |
67 |
37 |
104 |
6.4 |
社会科学 |
489 |
124 |
613 |
37.3 |
自然科学 |
94 |
26 |
120 |
7.3 |
工学 |
2 |
― |
2 |
0.1 |
産業 |
19 |
― |
19 |
1.2 |
芸術 |
19 |
6 |
25 |
1.5 |
語学 |
36 |
― |
36 |
2.2 |
文学 |
113 |
4 |
117 |
7.1 |
教育 |
303 |
92 |
395 |
24.05 |
教育資料 |
18 |
― |
18 |
1.1 |
雑誌 |
114 |
4 |
118 |
7.2 |
室だけ利用のもの |
323 |
52 |
375 |
22.8 |
計 |
1375 |
267 |
1642 |
100 |
註 教育の欄は社会科学から抽出したも
のである。
第八章 県立図書館
第一節 新しい図書館のありかたによってどんな
努力をしてきたか
近代図書館確立のため昭和二十五年に
図書館法が制定された。この法律の実施
によって、新しい図書館の奉仕活動が活
発に展開され、また強く要請されるよう
になった。
特に県立図書館は、県民全般への奉仕
機関となり、県民が何かを学ぼうとする
とき、教養を高めようとするとき、何か
を楽しもうとするとき、十分県民にサー
ビスし得る図書館でなければならなくな
った。
図書館法第三条に新しい時代の図書館
の在り方、公衆への図書館奉仕活動を強
調し「動く図書館」としての機能を明示
してある。県立図書館が真に県民全般へ
のサービス機関となるためには、県財政
規模の面に、あるいは県教育行政の面に
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