教育年報1956年(S31)-059/73page
昭和30年度 青少年巡回文庫利用状況
閲覧冊数(分類別) 利用人員 出張所別 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 男 女 計 信夫 ― 5 4 16 2 3 7 ― 5 120 162 57 39 96 伊達 6 38 2 29 2 24 7 4 7 240 359 166 103 269 安達 1 11 9 26 4 1 8 2 2 132 196 73 72 145 安積 ― 5 5 14 1 3 5 18 1 207 259 116 46 162 岩瀬 ― ― 3 6 2 4 5 6 3 50 79 36 7 43 南会津 2 4 2 8 1 2 6 1 ― 112 138 63 28 91 北会津 ― 6 2 15 ― 15 5 11 11 199 264 100 47 147 耶麻 ― ― 3 5 ― 3 14 34 33 213 305 113 63 176 両沼 ― 19 8 64 5 34 10 63 5 350 558 215 90 305 西白河 ― 9 4 6 2 4 3 5 ― 132 165 63 38 101 東白川 1 7 5 8 4 5 5 3 2 121 161 61 36 97 石川 ― 8 3 7 3 3 4 6 ― 123 157 67 27 94 田村 ― 16 ― 14 1 27 2 4 8 180 252 158 50 208 石城 ― 4 ― 8 7 4 7 14 2 126 172 44 52 96 双葉 ― 5 6 7 4 6 8 15 ― 119 170 53 42 95 相馬 ― 4 11 8 20 4 9 16 10 144 226 40 58 98 計 10 141 67 241 58 142 105 202 89 2568 3623 1425 798 2223 比率 0.2 3.9 1.9 6.7 1.6 3.9 2.9 5.6 2.5 70.8 100 64.3 35.7 100 点 字 図 書
県内盲人に対する点字図書奉仕活動と
して、昭和二十六年十月より貸出開始、
盲人協会各支部を通じ、点字蔵書目録を
無料配付し、郵送貸出、送料復往とも本
館負担でその利用に供している。現在
蔵書数二、五八六冊、利用者(登録制)
二五八人である。
この事業の大きな悩みは、点字図書の
出版が極めて少いことである。従ってこ
の難問解決のため、本館では一般睛眼者
に点訳奉仕運動を提唱し、点訳講習会の
開催、また点訳技術末修得者のために通
信教授等を行っている。さいわい第二種
社会福祉事業福島県点字図書協力会とい
う外郭団体があり、このほか昭和三十
年六月には福島赤十字点訳奉仕団が結成
され、ともに本館点字事業に協力してい
る。
点訳奉仕者は現在四七名あり、多忙の
かたわら盲人福祉のため全くの無料で、
定評のある一般図書、時に新刊書を点訳
している。現在の蔵書中一三八種、二八
九冊はこの人々の努力によってつくりあ
げられたものである。
なお本館は厚生省指定点字図書館でも
ある。
(利用状況次頁参照)