教育年報1957年(S32)-021/71page
2プリント等による研究物を相互に交
換し、または編集して配本する等の方
法を実施する。
六、研修時間
1 研修のための時間を設けるにあたっ
ては、できるだけ正常な授業の運営を
みださないように注意する。
2 研修のための時間として、従来土曜
日以外に毎週一回程度午後の授業を行
わない日を特設した学校も少なくない
が、県下小中学校の現状からみて、授
業時数の確保その他の点で問題がある
ので、三十二年度以降はこれを設けな
いことにする。
<資料五> 昭和32年度第1学期集会行事等の実施状況
(第1表)
A-1 A-2 A-3 B-1 B-2 B-3 C- 1 C- 2 C- 3 D-1 D-2 D-3 1信夫 5 4 18 2 18 6 3 2 1 - 3 1 2伊達 - 8 - 13 - - - 2 - - - - 3安達 - 8 7 - 3 5 - 5 3 - 2 1 4安積 3 8 1 1 34 1 2 8 2 4 7 - 5岩瀬 - 4 3 - 18 3 4 5 - 1 14 2 6西白 2 - - - 23 - 8 17 - - 17 - 7東白 - 2 1 - 22 14 - 13 5 - 8 1 8石川 - 10 4 - 13 3 1 15 11 2 7 1 9田村 - 3 - - 7 6 - 5 2 - 9 6 10南会 - 5 3 - 5 5 - 5 6 - 10 5 11北会 6 1 38 - 1 4 5 2 11 - - - 12耶麻 - 8 7 1 14 7 5 7 10 - 13 - 13両沼 - 1 5 - 24 2 - 8 - - 2 6 14石城 - 15 4 - 12 - - 21 3 1 1 - 15双葉 - 5 1 - 29 4 - 4 2 - 4 4 16相馬 1 9 4 - 12 18 2 1 - 2 11 8 合計 15 93 96 4 248 78 30 170 56 10 108 35 月平均
(4〜8月)3 18.6 19.2 0.8 49.6 15.6 6.0 34.0 11.2 2.0 21.6 7.0
(注)
A-1 研究講習会・授業日・県ブロック C-1 研究会講習会・休業日・県ブロック
A-2 〃 〃 管内 C-2 〃 〃 管内
A-3 〃 〃 小地域 C-3 〃 〃 小地域
B-1 一般行事 〃 県ブロック D-1 一般行事 〃 県ブロック
B-2 〃 〃 管内 D-2 〃 〃 管内
B-3 〃 〃 小地域 D-3 〃 〃 小地域
(第2表)
全県・ブロック 管内 計 授業日 休業日 計 授業日 休業日 計 授業日 休業日 計 研究日・講習会 15 30 45 93 170 263 108 200 308 一般行事 4 10 14 248 108 356 252 118 370 計 19 40 59 341 278 619 360 318 678 1か月平均(4〜8月) 3.8 8.0 11.8 68.2 55.6 123.8 72.0 63.6 135.6 1か月間における
1管内平均- - - 4.3 3.5 7.7 4.5 4.0 8.5
右に述べた指導の結果から反省して、
今後とくに改善を要すると考えられる点
をあげてみる
1 教育課程
実際に各学校から提出された承認申
請書をみると「編成の方針」が分量の
多いわりに、重点が具体的に出ていな
いきらいがあった。なかには学校教育
の目的から説きおこして数ぺージにも
およぶものがあった。もっと、この申
請書の趣旨を理解し、簡明的確に表現
する必要があろう。
2 「指導時間数」の計画について
県教委が示した時間数をそっくりそ
のままとった学校もあり、なかには極
端に時間数の多い学校もあるなど、指
導時間数に対する各学校の考え方に
は、相当大きなズレのあることが察せ
られた。
時間数は、学習指導要領なり、県の
文書なりで示すところにもとずくべき
ことはもちろんである。しかし、その
もとずきかたは機械的でなく、各学校
の実績と考え合わせて合理的なものを
うちださなければなるまい。
3 「教育課程編成上の留意事項」に示
した指導時間数の案には、いろいろな
問題点があった。
なかでも、教科以外の活動(特別教
育活動)のなかの「行事」(三五時間)
の内容として、何を、何時間とりいれ
ればよいのかということが、もっとも
大きな問題であった。
しかし、考えてみると、行事という
のはもともと、時間割表にくみいれる
ことは困難なものである。そこで、行
事は時間割表に計上する時間のわく外
として取扱うように、わりきって考え
る方がいいのではあるまいか。昭和三
十六年度以降に実施される学習指導要
領(改訂)では、そうなるらしい情報
もきこえているので、本県としては三
十三年度から、その線にそって考えて