教育年報1957年(S32)-028/71page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

(別表五)

昭和三十一年末理科教育設備状況調
学校種別 基準総額 31年度実額
(内、国庫補助金)
現有額 現有率 理振法によらないで
設置者の支出した額
円 
小学校 299,886,230 7,094,795
(3,450,000)
79,654,972 26.5 7,643,920
〃 分校 89,032,900 0 2,331,029 2.7 471,840
中学校 344,488,640 8,487,220
(4,211,000)
93,244,340 27 9,332,950
〃 分校 12,116,380 0 555,880 4.5 60,150
高等学校 225,149,120 4,726,000
(2,363,000)
58,481,365 25.9 3,231,310
盲ろう学校 6,128,300 200,000
(100,000)
828,470 13.5 24,670
976,801,570 20,508,015
(10,124,000)
235,096,056 24 20,764,840

三、今後の見とおし

1 県下小・中・高全校の理科教育設備

 が本年度の充実率で増加するもとすれ

 ば、償却をふくまないでも今後平均二

 十一年を要すると考えられる。

2 高校の分校の理科設備に対しては定

 通法による補助(二分の一国庫負担)

 が行われているので、現有率は一二

 七%であるのに対し、小・中の分校の

 現有率は各二・七%、四・五%の低率

 であるので来年度は希望校があれば考

 慮したい。

3 三十三年度は国の理科教育設備費の

本県に対する割当が前年度に比し二八

○万円の増額が見込まれるので、小学

校で十八校、中学校で十四校、高校で

七校、盲ろう学校で二校の対象校の増

加見が込まれている。

第一〇節 産業教育振興法による事業をどう実施し

たか

 産業教育振興法が施行されて以来、本

年度で第六年目を迎えた。その間、産業

教育施設・設備は逐次充実され、別表1

に示すような充実度を示し、直接産業教

育の実験実習に役立っていることは本県

産業教育振興のため慶賀にたえない。

 しかし本県の施設・設備は別表1に示

すとおりまだ低く、さらに今後の充実を

期さなければならない。それで本年度も

産振法による事業を、地財法適用下にお

ける困難な財政下にもかかわらず、県の

重要施策の一つとしてとり上げ、昨年以

上の事業費を予算化し実施したことは本

県産業教育振興上まことによろこびにた

えないところである。

一、昭和三十二年度の実施状況

 事業の内容は昨年通りであるが、いず

れも昨年度より予算額が増加し、昨年度

の二割増の事業であった。

 さて本年度の産業教育振興事業経費の

総計表は別表2に示すとおりであるが、

これを実施するに当って、その対象の選

定・経費の配分等については、特につぎ

の点を考慮した。

1 設備の充実については、過去五か年

 間の反省のうえに立って、一応現有率

 の低い課程に重点的に配分した。配分

 基準は、現有率を昨年度の一〇〜六〇

 %を一〇〜七〇%に一〇%切り上げ

 た。ただし商業課程については、七〇

 %を超ても事情により一部認めた。こ

 のほか方部別・生徒数等を勘案して別

 表 3のような課程別配分額を決定し

 た。

2 施設の充実についても、現有率一○

 〜七〇%の学校を対象としたが、当初

 の文部省内示が四二○坪であったた

 め、充分希望に応えられなかった。そ

 の後本県施設の現有率が低いため強力

 に要望した結果一〇〇坪の追加割当が

 あり予定以上の事業を実施することが

 できた。なお施設の課程別配分は別表

 4に示すとおりであるが、文部省より

(別表1)       産業教育施設設備の充実状況(昭和33年3月10日現在)
課程\施設設備\事項  基準額
(又は坪数)
30年度
(31.3.31現在) 
31年度
(32.3.31現在) 
32年度(32.3.31現在)  基準に対する
不足額 (坪)
70%に対する
不足額 (坪)
現有額(坪) 現有率% 現有額(坪) 現有率% 現有額(坪) 現有率%
農業  施設
設備 
22,820坪
232,724,140円
6,278坪
84,337,530円   
27.5
36.3
6,396坪
95,451,680円
28.0
41.0
6,549坪
101,901,680円
28.7
43.7
16,271坪
130,822,460円 
9,425坪 
61,005,218円
工業 施設
設備 
10,132坪
357,214,540円
3,926坪
120,268,080円
39.0
33.5
4,015坪
130,723,360円
39.6
36.4
4,219坪
144,523,360円
41.6
40.5
5,913坪
212,691,180円
2,873坪
105,526,818円
商業 施設
設備 
1,504坪
31,051,300円
934坪
20,073,000円
62.0
64.6
974坪
22,253,000円
64.8
71.8
1,004坪
23,693,000円
67.2
76.3 
500坪
7,358,300円
49坪
0円
水産  施設
設備 
430坪
17,006,700円
142坪
6,907,840円
33.0
40.6
212坪
8,257,840円
49.3
48.6
312坪
10,207,840円
72.4
60.0
118坪
6,798,860円
0坪
1696850円
家庭 施設
設備 
3,045坪
49,068,000円
1,890坪
26,494,000円
62.6
54.0
1,912坪
28,570,760円
63.4
58.1
1,945坪
31,630,760円
64.6
64.5
1,100坪
17,437,240円
186坪
2,710,840円 
施設
設備 
37,931坪
687,064,680円
13,170坪258,080,450円  34.9
37.6
13,509坪
285,256,640円
35.6
41.5
14,029坪
311,956,640円
37.0
45.2 
23,902坪
375,108,040円
12,533坪
170,945,726円



[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。