教育年報1957年(S32)-044/71page
4) 視聴覚教育研究会
学校視聴覚教育連盟主催の全国大会
が福島市において(十月)放送教育東北大会
が若松市(六月)に開催され
た。なお、郡市単位の視聴覚教育研究
会が、伊達、安達、信夫、若松等に各
々開催され、いづれも盛会であった。
5) 新作映画研究協議会、教育映画祭
新作の教育映画の紹介と普及、その
評価を行うと同時にライブラリー設置
の機運をもりあげるための新作教育映
画研究会を郡山市(五月)石川町(七
月)坂下町、若松市(十月)田島町
(一月)に開催した。
教育映画祭は棚倉町、相馬市、
常磐市(十一月)において開催したが、各
々予期以上の効果をあげている。
昭和三十二年度 重点を置く事業計画とその実施状況の概要
社会教育
指導の
養成計 画 概 要 実 施 状 況 ○新作映画研究協議会 郡山市 5月20日 対象 社会教育関係者
学校教育関係者石川町 7月28日 内容 新作映画の紹介利用並びに評価 会津坂下町 10月7日 ○教育映画祭 会津若松市 10月8日 対象 社会教育関係者
学校教育関係者田島町 1月23日 内容 優秀映画の紹介 棚倉町 11月25日 ○視聴覚教育研究会 相馬市 11月26日 対象 社会教育関係者
学校教育関係者常磐市 11月27日 内容 公民館、学校におけるラジオによる教育 会津若松市 6月21日〜22日
第七節 文化財の保護をどのように行ったか
一 本県の文化財
総件数二〇九、うち国指定九二件、県
指定一一七件(他に数件指定内定)があ
り、各郡市にわたり分布し、とくに会津
石城が多い。
表(一) 文化財指定物件
郡市\区分 国宝 重要文化財 記念物 計 国 県 国 県 信夫 ― 3 5 3 1 13 伊達 ― 0 2 2 1 5 安達 ― 0 3 4 6 13 安積 ― 2 5 4 5 16 岩瀬 ― 1 2 5 0 8 南会津 ― 0 3 2 2 7 北会津 ― 4 6 7 0 17 耶麻 ― 3 8 2 2 15 両沼 1 17 3 1 2 24 西白河 ― 0 3 3 3 9 東白川 ― 1 2 0 5 8 石川 ― 1 3 1 2 7 田村 ― 1 3 3 2 9 石城 1 9 13 5 7 35 双葉 ― 0 3 1 4 8 相馬 ― 0 5 4 6 15 全区域 ― ― ― 1 ― 1 計 国 2 42 ― 48 ― 92 県 ― ― 69 ― 48 117 総計 21 42 69 48 48 209 上のうち本年度国の指定になったものは次の二件である。
表(ニ) 新指定物件(国指定)
指 定 種 別 名 称 所在地(所有者) 天然記念物 雄国沼湿原植物群落 耶麻郡北塩原村 重要文化財 考 古 埴輪男子胡坐像
(附)埴輪女子像
埴輪脆坐像残闕平市高月台 磐城高等学校
二 修理状況
本年度、国庫及ぴ県費の助成によって修理を行った文化財は次のとおり。
表(三) 修 理 文 化
種別 名 称 所 有 者 内容 総額 国 県 重要文化財 長覆軒太刀 二口 棚倉町都々音別神社 修理外 九〇,〇〇〇 六三,〇〇〇 一〇,〇〇〇 同 絹本著色弥勒菩薩 一幅 四倉町薬王寺 表装替 六六,〇〇〇 四六,〇〇〇 七,〇〇〇