教育年報1957年(S32)-045/71page
なお次年度修理等を行うために、設計調査を行ったものに、次のものがある。
表(四) 要修理物件の調査
区 別 名 称 員 数 所 在 弛 摘 要 調 査 者 重要文化財
建造物奥之陳弁天堂 一 河沼郡柳津町 解体修理 五 月
安田昭二技官等冬木沢阿弥陀堂一 〃 河東村 屋根替修理 王子神社本殿 一 田村郡船引町門沢 〃 重要文化財
彫 刻木造薬師如来坐像一 河沼郡会津坂下町上宮内 保存施設 七 月
毛利登技官重要文化財
彫 刻木造薬舗如来坐像一 〃 修 理 十 月
西川新次技官
榊本義春木造釈迦如来坐像一 信夫郡信夫村下鳥渡 木造阿弥陀三尊他五 内郷市白水
三 埋蔵文化財の調査と発掘
種 別 名 称 所 在 地 摘 要 1 発見届 跡見塚古墳群 岩瀬郡岩瀬村 古 墳 郡山六中遺跡 郡山市 土師住居跡 岩瀬仁井田古墳 須賀川市仁井田村 古 墳 田村御代田遺跡 田村郡田村町 土師住居跡 本宮仁井田遺跡 安達郡本宮町 古 墳 発掘調査 飯野白山遺跡 伊達郡飯野町 事務局(梅宮) 寺脇具塚 磐城市小名浜 慶応大学 三森祭祀遺跡 西白河郡表郷村 国学院大学 上平窪古墳群 平市上平窪 磐城高校 高瀬古墳群 双葉郡浪江町 (渡部晴雄) 寺内古墳群 相馬市堂島町 相馬高校 高塚古墳 双葉郡浪江町 (渡部晴雄) 遺跡調査 久ノ浜、広郷、楢葉、新地 同 人
四 無形文化財民俗芸能の公開と調査
ニ月二十三日原町市において第七回郷土芸能大会を開き、榎本技官ら次の民俗芸能
の調査を行った。
なお重要無形文化財の指定は昭和三十三年度から実施されるので、事務局ではこの
準備調査を継続実施している。
名 称 所 在 地 出 演 団 体 牛越大神楽 原町市 牛越神楽会 南柚木大神楽 相馬郡鹿島町 柚木青年会 泉の田植踊 原町市 泉青年会 飯樋の田植踊 相馬郡飯館村 飯樋田植踊保存会 駒ケ嶺十二神楽 相馬郡新地村 駒ケ嶺十二神楽保存会 小網木獅子舞 伊達郡川俣町 沢若連 相馬流れ山他 原町市 相馬郷土芸術振興会
五 そ の 他
1 本年度中登録を行った刀剣類は一、
一四七件、総計一四、ニ七〇余振にな
っている。
2 史跡指定 若松城跡本丸内競輪場の
使用期限は十一月限り、現状復帰工事
が行われた。
3 本年度中次の二つを刊行し(製作)
文化財の顕彰、教育資料として公刊し
た。
○福島県文化財別市別一覧
○文化財スライド第一集「土中の宝」
(埋蔵文化財)
4 県下市町村においては独自の条例を
制定した市は次のとおり。
○郡山市 〇会津若松市
○平市
目下制定準備中のものに
○磐城市 〇勿来市 〇喜多方市
○相馬市 〇原町市等がある。