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教育年報1957年（S32）-047/71page
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○学校保健の重要性に鑑み養護教諭
配当基準を引下げられるよう要望
する。
○学校医、学校歯科医の手当増額に
ついて
○学校医、学校歯科医の会を県とし
て、組織運営の取りはこびをされ
ては如何
ほかに研究発表九件づつあった。分科
会の成果、その他祥細については、本
大会集録に掲載した。
三 学校保健研修会
日 時 十一月〜十ニ月各地区一日
場 所 福島市、郡山市、会津若松市
平市、原町市
講義題
○学校保健活動の努力点
○教育における学校保健
-主に精神衛生にういて-
○児童生徒の健康観察
-子供に多い疾患について-
講 師 福島大学教授 須藤春一氏
福島医科大学教授 大原徳明氏
県立大野病院長 猪狩正雄氏
県立若松病院長 小島広吉氏
県保健体育課長 鈴木勝枝氏
受講人員 学校長、保健主事、養護教
員約五五〇名
四 学校保健(認定)講習会
日 時 場 所 授業科目 講 師 附与単位 受 講 対 象 昭和三十二年
八月十六、十七
十八、十九会津若松市立
日新小学校衛生統計学 福島医科大学教授
辻義人氏公衆衛生学 養護教員、保健、保健体育、
社会臨免又は仮免所有者昭和三十三年
一月四、五、六、七日原町市立
原町第二小学校優生学
精神衛生右 同 右 同 右 同 昭和三十三年
一月十一、十二、十八、
十九、二十五日郡山市立
橘小学校学校保健 福島大学学芸学部教授
須藤春一学校保健 養護教員、保健、保健体育、
会臨免叉は仮免所有者昭和三十三年
二月八、九、十五、十六日郡山市立
橘小学校環境衛生学 福島医科大学教授
辻義人氏公衆衛生学 養護教員、保健、保健体育、
社会臨免叉は仮免所有者
計四単位 受講人員延四二〇名
第二節児童生徒の健康を増進するための施策と
してどのようなことを行ったか
児童生徒の体位は年々向上し、戦前の
最高価を上回るようになり、結核、トラ
ホーム、寄生虫罹患率は著るしく低下し
た。その反面、むし歯と近視はおどろく
べき増加率を示している。農業県である
本県の特徴として、トラホーム、寄生虫
罹患率は全国平均より高く、また平均体
位は全国水準に及ばず、身長においてそ
の差がはなはだしい。
学校における健康管理も学校差が著る
しく、ことに中学校にその傾向が見られ
る。学校並びに地域社会における関心を
たかめその向上を図るため左のような事
業を行った。
一 きれいでよい歯のコンクール
表彰期日 六月四日
対象 県内小・中学校および小・中学
校児童生徒
出張所、ことに地区予選を開催し、口
腔衛生優良学校並びに優良児童生徒を
選定し、さらに県審査会において書類
審査、実施審査を行って県一、優良者
を決定した。
よい歯の子
安積郡富久山町立泉小学校
伊藤まり子
須賀川市立須賀川第一小学校
渡辺 冨定
石城郡四倉町立四倉小学校
大和田トシ子
南会津郡朝日村立朝日小学校
横山新吉
福島市立福島第一中学校 高野 光子
郡山市立郡山第五中学校 伊藤房子
信夫郡飯坂町立湯野中学校 庄司勝利
双葉郡浪江町立苅野中学校 鈴木隆雄
よい歯の学校
福島市立福島第一小学校
郡山市立郡山第三中学校
この行事は、口腔検診を早期に実施
すること受検率を高めることに役立っ
たと思われる。
二 健康優良児童生徒並びに学校表彰
全日本健康優良児童並びに優良学校
の県予選を兼ね例年実施しているが、
昭和三十二年度は新たに中学校および
中学校生徒にも実施した。 (※町は県
代表として全日本健康優良審査会に推
薦)
健康優良児童
伊達郡川俣町立川俣小学校
五十嵐弥吉
安積郡富久山町立行健小学校
高萩和男
会津若松市立謹教小学校 丸山勉
※内郷市立内町小学校 我妻正邦
相馬郡小高町立小高小学校 古内義健
※郡山市立橘小学校 坂本順子
西白河郡中島村立滑津小学校
小針千代子
内郷市立高坂小学校 鈴木直枝
郡山市立赤木小学校 菱沼キエ
伊達郡保原町立保原小学校 遠藤律子
健康優良生徒
福島市立福島第三中学校 須田淳
信夫郡信夫村立大森中学校 黒沢利雄
伊達郡桑折町立醸芳中学校 斎藤賢道
郡山市立郡山第四中学校 甫喜山邦夫
東白川郡棚倉町立近津中学校 八槻梓
平市立平第一中学校 江尻金機
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