教育年報1957年(S32)-054/71page
七月六日 平市立平第一小学校
七月八日 郡山市立芳山小学校
七月九日 会津若松市立城北小学校
講習内容
1 学校給食の普及充実について
2 学校給食実施上の留意点について
3 学校給食関係国庫補助金について
4 学校給食関係報告書等の取扱いに
ついて
5 県学校給食会関係事務の取扱いに
ついて
三 農村普及事業の実施
現在の完全給食は、主として都市を中
心に行われており、農村方面の普及実施
率は、非常に低い現状にある。そこで、
本年九月より二か年間、全国的に米国余
剰農産物受入れにともなう積立資金によ
り、農村地帯における学校給食未実施校
を対象として、講演会、調理講習会が実
施されることになり、本県でも県内三か
所にセンター校をもうけ、第一回目の普
及、事業を実施したわけである。その結
果、今後の農村方面の完全給食実施に、
大きな影響をもたらすものと思われる
が、実施内容は、次のとおりである。
主催 全国学校給食会連合会
福島県教育委員会事務局
財団法人福島県学校給食会
開催地 市町村教育委員会
期日・会場
十一月二十五、二十六日
喜多方市立松山小学校
十一月二十七、二十八日
安積郡日和田町立日和田小学校
十一月二十九、三十日
勿来市立川部中学校
講師(講演会)
〇「学校給食の意義と問題点」
文部省初等中等教育局調査官 植村肇
〇「学校経営と学校給食」
会津若松市立日新小学校長 志賀三郎
(調理講習会)
〇郡山保健所普及課長 寺田保
〇郡山市教育委員会事務局栄養士
多田康代
四 学校給食用パン試験焼の実施
学校給食用パンの品質良化について、
特に関係者より原料小麦粉等の比較検討
の要望があったので、次により試験焼お
よび批判会を実施した。
1 試験焼
日時 十二月十四日
場所 福島市 村山パン工場
2 批判会
日時 十二月十四日
場所 福島市立福島第一小学校
五 学校給食パン抜取検査の実施
学校給食用パンの品質および規格等を
検討するため、次により抜取検査を実施
したが、製品については、全般的に非常
によくなっている。しかし、まだ一部パ
ン業者のものについては、改善を要する
ものもあり、特に都市に較べて郡部の学
校のパンは悪いと思われる。
検査機関 農林省福島食糧事務所
福島県教育委員会事務局
期日・場所
三月七日 食糧事務所北会津支所
三月十一日 東邦銀行郡山支店会議室
三月十三日 食糧事務所石城支所
三月十四日 同 浪江出張所
三月十七日 福島市立福島第二小学校
検査内容
外観(焼色・形の均整・皮の質・体積)
内相(すだち・色相・触覚・香り・味)
一ケ重量・中心水分
六 財団法人福島県学校給食会支部
の活動
財団法人福島県学校給食会は、県教育
委員会事務局の学校給食事業の施策に協
力し、それぞれ支部単位に平均一万円の
負担金を交付して、その地域の実情に応
じた研究事業を行い、管内学校給食の普
及充実に、大いに効果をあげている。
本年度実施された各支部の研究会場校
は次のとおりである。
福島支部 福島市立杉妻小学校
安達支部 安達村立渋川小学校
安積支部 郡山市立金透小学校
岩瀬支部 須賀川市立須賀川第一中学校
南会津支部 田島町立田島小学校
北会津支部 会津若松市立城北小学校
耶麻支部 西会津町立野沢小学校
両沼支部 湯川村立笈川小学校
西白河支部 白河市立白河第三小学校
石川支部 古殿町立田口小学校
田村支部 大越町立下大越小学校
石城支部 平市立平第一小学校
双部支部 富岡町立富岡第一小学校
相馬支部 相馬市立日立木小学校
七 学校給食関係国庫補助裏業の実
施
学校給食法第七条にもとづく、左記国
庫補助事業に対し、それぞれの当該市町
村に補助金を交付し、または、交付の予
定にある。また夜間課程を置く高等学校
における学校給食に関する法律第六条に
よる国庫補助事業も、併せ行った。
1 学校給食施設設備に対する補助金
郡山市立薫小学校
交付額 五〇九、六七〇円
勿来市立勿来第一小学校
〃 五五一、七一〇円
石城郡好間村立好間小学校
〃 四〇〇、○○○円
計(三校) 一、四六一、三八○円
2 準要保護児童生徒の給食費に対する
補助金
福島市 交付限度額一七三、六〇〇円
郡山市 〃 一四九、八〇〇円
会津若松市〃 七八、四〇〇円
磐城市 〃 七〇、○○○円
勿来市 〃 三九、六〇〇円
白河市 〃 九六、六〇〇円
船引町 〃 五、六〇〇円
平市 〃 七〇、○○○円