教育年報1957年(S32)-059/71page

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     負担した

予算額 三五〇、〇〇〇円

(ロ) 冬の家の開設

開設期間 昭和三二年一二月二○日よ

     り三三年二月二八日まで

開設場所 耶麻郡猪苗代町中の沢温泉扇屋旅館外六か所

利用券 一、〇〇〇枚発行一枚に

     つき二〇〇円を福島支部で負担した。

予算額 二〇〇、〇〇〇円

(ハ)へき地組合員に対する救急医薬品の

無償配布

 医療施設に恵まれない山間へき地に

勤務する組合員に対し救急医薬品の無

償配布を行った。

配布組合員数 二、○八四名

一名に対し救急医薬品一箱無償配布

一箱 五〇〇円

予算額 一、〇四二、〇〇〇円

(ニ)水泳講習会

期日 昭和三二年七月三一日より八月

   三日まで四日間

場所 猪苗代長浜および四倉高校プール

講師 福大助教授 早川謙一氏外二名

受講者 一五〇名

 各方部ごとに大型バスを運行し受講

者を無料で送迎した。

予算額  一一七、三〇〇円

(ホ)スキー講習会

期日 昭和三三年一月一一、一二日

一月一八、一九日、一月二五、二

   六日の六日間

場所 岳スキー場、高湯スキー場、沼尻スキー場

講師 石川政松氏外五名

受講者 一四〇名

 受講者より申込金二〇〇円を徴収し宿

 泊斜および車馬賃実費は福島支部にお

 いて負担した。

予算額  一六〇、五〇〇円

○共済組合レクリエーション大会を各

 出張所単位に実施し組合員の親睦と健

 康増進を計っている。

  この大会に対し補助金として一出張

 所一一、○○○円から二六、〇〇〇円

 まで合計二四〇、〇〇〇円を交付し

 た。

(2)貸付福祉

  貸付福祉事業中、一般貸付について

 はいままで貸付最高額(大学進学を除

 くが一万円であったのが昭和三十二年

十月より二万円を引上げられたことは

 組合員にとって福音である。

  件数および貸付金額とも遂年増加の

 一途を辿りその業績を上げている。さ

 らに償還の方法についても源泉控除に

 よる資金回転に大きなプラスとなって

 いる。

(イ) 住宅貸付

  貸付金額 四六、九三九、○○○円

  件  数      一、四五○件

(ロ) 一般貸付

  貸付金額  九、七八○、○○○円

  件 数   一、一一九件

(ハ) 災害貸付

  貸付金額    二四九、○○○円

  件 数    三二件

(3)宿泊福祉事業

  組合員およびその扶養者の宿泊慰

 安、保養の場所として信夫郡飯坂町場の上十一番地

 に公立学校共済組合、飯 坂保養所吾妻荘がある。

  昭和三二年四月には会議室および客

室等が増改築され、新装なった静かな

憩の家として広く利用されている(一

泊二食は四七〇円)

吾妻荘施設概要

 客  室    一八

 会 議 室     二

 ホ ー ル     一

 収容人員   八○

 テレビ、電蓄、マージャン、碁、将

 棋の設備あり。

昭和三十二年度飯坂保養所利用状況次

の通り

 利用者  宿泊  二一、一八○名

       日帰    五、三七七名

       計 一七、五五七名

収 入    八、四八三、○○○円

支 出

 事業支出  七、八四八、○○○円

 本部送金     五二○、○○○円

 当期利益金   一一五、○○○円

 合 計 八、四八三、○○○円

第七章 教育調査研究所

 戦後新らしい理念の下に、福島県の教

育を振興するために福島県教育研修所が

設置された。

 その後、事務局の機構改革にともなっ

て調査課分室となり、昭和二十七年より

福島県教育調査研究所として発足し、昭

和三十二年にいたり県条例によって設置

が認められた。

 その目的とするところは、本県教育の

進歩改善に必要な諸問題を調査研究し、

教育の振興に寄与することにあるが、教

育の各領域にわたる調査と研究の結果

は、広く県下に報告書その他の刊行物と

して一般の利用に供してきた。

 また、附属施設として教育図書室を教

育関係者に公開し、全国的な教育調査資

料をもつ資料室と共に閲覧に供してき

た。このほか、県教育委員会の機関誌や

年次報告書の編集刊行にも当ってきた。

 昭和三十二年度の主な事業の概要は次

のとおりである。


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