教育年報1962年(S37)-031/169page
教員の男女別構成は第2表の通りであり,37年度
は女子教員の比率が上昇しているのが目立ってい
る。
2 中学校の定数
(1) 教職員定数
生徒数が17,158人の増,さらに学級編制基準を52
人,狭い教室の基準を小学校と同様{(教室の広さ)
÷(20/52)}と改善したた,教職員定数は,573人
の増となった。
補充教員は,3人の増であるが,小学校と同様条
例を1本にしたため,非常に効果的に運用ができ,
補充率は95%を超す良好な結果であった。
長期研修補充は10人となり,年間20人の工業関係
の長期研修生をだすことができた。
なお昭和37年度の教職員定数は第3表の通りであ
る。
3表 中学校教職員定数
37年度 36年度 増減 教員 6,101 5,528 573 補充教員 80 77 3 再掲 休暇,休職,補充 ― 46 ― 産休 〃 ― 22 ― 長休 〃 ― 9 ― 長期研修補充 10 9 1 事務職員 182 182 0
(2) 教職員配当基準
教職員配当基準は第2図の通り,相当数の改善を
はかったが,中規模以上の学校については,改善の
余地がある。
養護教員および事務職員については,毎年異動の
対象となる者が,一定規模の学校在籍者であること
にかんがみ,本年は原則として異動を最小限に止め
るため,37年2月1日現在の管内毎学校種別毎の現
員をもって定数とした。
この結果,養護教員は法定定数を3人うわまわり
事務職員は法定定数より,33人の減となったこの減
分については教員をもって補充し学校の運営に特に
支障をきたすことがなかったようである。
(3) 教員の男女構成
教員の男女別構成は第4表の通りである。
4表 年度別男女教員の比率
{女教員/全教員(含校長)}
33年 34 35 36 37 中学校 21.7% 20.4 20.5 21.8 22.4
1 図 小学校教員配当