教育年報1962年(S37)-041/169page
教育1。
就職先 日本通信工業,呉羽化学,日新火災海上保険,
東京都,八欧電機,横浜トヨペット,北海道新聞,
秀英社,山一証券,芝浦共同工業,文英堂その他2
(2) 昭和37年度入寮状況
募集定員 14名
応募者数 65名
入寮者 14名
東京農業慶応義塾3,東京2,早稲田2,芝浦工業一橋,
都立,明治,武蔵工業,中央
(3) 運営費補助金の交付
学生寮における入寮生の補導管理,就職斡旋,入
寮生募集選考等の事業の円滑な運営に資するため,
県は37年度において90万円の補助金を交付した。
3 日本育英会奨学生制度
本会は政府からの借入金を主体として,これに返還
金,育英寄付金等を加えて運営している国家的育英機関
である。各県教育委員会内に支部があり,県内の日本育
英会奨学生の採用,貸付,返還,補導等の各事務を行な
っている。
(1) 奨 学 生
奨学生は,高等学校,工業高等専門学校,大学,
大学院および国立工業教員養成所に在学する生徒,
学生および医学実修生で,在学校の校長,学長から
推せんされた者のうちから採用する。
奨学金の主な種別と貸与月額は表2)のとおりである。
日本育英会奨学生別と貸与月額表(38.4.1現在)
区分 学 校 別 採用別 応募学年 貸与月額 募集時期 備 考 一般
貸与
契学
生高等学校 予 約 中学第3学年 1,500円 9〜10月頃 ※(1)は2年次に申請によって募集する。
※通信教育は夏期面接授業を受ける者
で面接期間額である。〃 通常1次 在学1〜3年 〃 4月頃 〃 〃2次 〃1〜2年 〃 9月頃 高等専門学校 予 約 中学第3学年 〃 9〜10月頃 〃 通 常 在学生 年1回適時 大学 〃 〃 2,500
(1) 3,000〃 〃(芸術専攻科) 〃 〃 8,000 〃 〃(通信教育) 〃 〃 6,500 〃 工業教員養成所 〃 〃 2,000
(1) 3,000〃 医学実地練習生 〃 〃 〃 〃 大学院(1種) 〃 〃 8,000
(1) 10,000〃 〃 (2種) 〃 〃 12,000
(1) 15,000〃 特別
貸与
契学
生高等学校 予 約 中学第3学年 3,000 5〜6月頃 (2)は自宅外通学者に限る。 高等専門学校 〃 〃 3,000
(2) 4,500〃 大学 〃 高校第3学年 5,000
(2) 8,000〃 工業教員養成所 〃 〃 〃 〃
注 1.応勤は各学校に於いて募集する。
2.高校奨学生(予約を含む)および,大学特別奨学生は学校長を経て支部に出願す)
3.大学その他は大学の学生課に出願する。
(2) 奨学生の採用
表のうち各県支部が取扱うものは高等学校,
高等専門学校の一般および特別貸与奨学生と大学特別貸
与奨学生である。
1) 高等学校一般貸与奨学生
高等学校に在学する生徒で,学業,人物ともに優
れながら,経済的理由によって修学困難と認められ
たる者で,学校長から推せんされたる者について,
支部選考委員会を経て採用される。
2) 高等学校,高等専門学校一般貸与(予約)奨学金