教育年報1962年(S37)-061/169page

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(注3)

 全国学力調査結果

 学力の学年相互,教科相互の比較をするために学力偏

差値に換算しました。

     〜学力偏差値は全国平均を50とした物指し〜

 本県の成績〔小学校〕

年度 小5 小6
36  ―  ― 46.6 46.4
37 47.5 47.2 47 48


〔中学校〕

年度 中2 中3
36 46.5 46.5 46.4 47.2 46.1 46.3 47.1 46.2 46.8 46.0
37 46.7 47.6 46.6 48.1 47.0 46.7 47.8 46.8 47.4 47.0


 各教科とも前年度よりは上廻っているが,この傾向が

本県学力の実態を正しく製わしているかどうかは,38年

度の学力調査結果にまたなければならないと思われる。

 第5節 道徳教育,生活指導

1 道徳教育

 道徳教育は教育活動の全般において行なわれるべきも

のであるが,その成果をいっそう確かなものにするため

小,中学校においては,昭和33年から「道徳」の時間が

設置されており,高等学校においては明38年度から実施

される新教育課程で「倫理社会」が置かれることになった。

 小,中学校においては,「道徳」の時間が設置されて

から第5年めにあたるわけであるが,研究と実践の両面

において,まだ問題はあるが,相当の進展をしてきてい

る。特に自主的研究団体としての都市の道徳研究会等に

おいてはかなり活発な活動を行ない,成果をあげてきて

いる。

 県教委主催にかかる研究会ならびに講習会は次のとお

りである。

・小学校教育課程研究集会道徳部会

 ・研究主題(共通問題)

 低学年における道徳の指導上の問題点についての研究

 (県問題)

 道徳の時間における指導過程はどうあればよいか。

 ・期日 8月13日(月),14日(火)の2日間

 ・会場

  県北〜福島市立福島第1小学校

  県中〜郡山市立橘小学校

  県南〜白河市立白河第1小学校

  会津〜会津若松市立城西小学校

  石城〜平市立平第1小学校

  相双〜原町市立原町第1小学校

・中学校教育課程研究集会道徳部会

 ・研究主題(共通問題)

 道徳の時間における指導の過程はどうあったらよいか

 (県問題)

 道徳の時間の指導に有効な資料をどのように整えるか

 ・期日 8月16日(木),17日(金)の2日間

 ・会場

  県北〜福島市立福島第1小学校

  県中〜郡山市立橘小学校

  県南〜

  会津〜会津若松市立第2中学校

  石城〜平市立平第2小学校

  相双〜原町市立原町第1小学校

・道徳教育研究会,研究学校

(1) 浜通り方部道徳教育研究会

 ・期日 11月27日(金)

 ・会場 磐城市立永崎小学校

      磐城市立江名中学校

 ・研究主題

  小学校〜「児童の発達段階に応じた道徳指導はどう

      あるべきか。」

  中学校〜「道徳教育の成果をあげるための学級づく

      りはどうあるべきか。」

 ・分科会 小学校部会〜永崎小学校

      中学校部会〜江名中学校

 ・全体会 指導〜県教委指導主事 白岩和夫

       講演〜慶応大学教授    村井実

       演題「道徳は教えられるか。」

(2) 研究学校発表会,県南方部道徳教育研究会

 ・期日 昭和38年2月8日(金),9日(土)

 ・会場 田村郡船引町立移小学校(研究学校),

      同船引小学校(講演会場)

 ・研究学校研究主題

  「主題の性格に応ずる指導過程と指導法はどうある

   べきか。」

 ・公開一般授業,道徳

 ・分科会小学校低学年部会


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