教育年報1962年(S37)-082/169page
期日 学校 指導主事 管理主事 生徒指導主事 10.24 勿来工業 佐久間,壁谷沢,芳賀 〃 〃 10.29 双葉農業 渡辺,塩田,栗村,石川 ― 立花 10.30 双葉 〃 六角 〃 10.31 富岡 〃 〃 〃 11.6 楢原分校 渡辺,塩田,栗村 佐藤 好川 11.7 田島 〃 〃 〃
計41校 (前期24校,後期17校)
今年度実施の特色としては,安達高校の訪問に教育長
教育次長が加わったことで,これは今回が初めてであろ
う。また従来は,学校訪問の機会にその地区の教科別研
修会をもってきたが,これは方部の教科研究会や教育課
程研究協議会の機会にゆずり,今回は当該校の校内研究
会にとどめた。
2 学校訪問の観点と指導
本年度の学校訪問の観点と指導は,学校管理,教職員
現職教育,学習指導,生活指導の4項目につき,それぞ
れ次の角度から改善向上のための助言指導を行なった。
1 学校管理
(1) 人事管理―編成,勤務状態,和合
(2) 物的管理―校舎の老朽,狭隘,清潔整頓危険防止
,火災予防,校内連絡,設備保管活用,内外環境構成緑化。
(3) 運営管理―教育目標,教育課程,進度表授業時数
の確保,行事の調整,指導要録,振興法関係台帳等。
2 教職員現職教育
(1) 計画と実施1年間計画,反省記録
(2) 自己研修―優秀教員,特技を有する教員
(3) 校内研修―新採用教員の教育校長,教頭の指導力
(4) 研修会への参加―研究会,講習会への参加状況,
旅費支給方法復命伝達の方法
3 学習指導
(1) 教 師
1) 環境としての教師―服装,言語,態度
2) 指導計画―指導案,教材のとらえ方指導要領の
はあく,分量,まとまり,程度,授業形態,指導
過程
3) 指導技術―発問,板書,生徒のはあく専門的技
能,教養,教科書や資料め活用,進行速度,中学
校との関連
(2) 生徒
1) 学習態度―学習意欲,学習計画の有無,予習の
状況
2) 学習技術―質疑応答,ノート,グループ活動,
参考書の活用
3) 学力―基礎学力,技能
(3) 学習環境
1) 雰囲気―静しゅくさ,士気
2) 学習資料の準備―教科書,掛図,視聴覚教具,
実験実習用具
3) 施設―教室の広さ,機能,特別教室,同付帯設備
4 生活指導
(1) 指 導 計 画
(2) 特別活動の指導
1) 生徒会―生徒会室の運営,掲示物
2) ホームルーム―HR日誌,環境,経営
3) クラブ―部室,活動状況,対外競技への参加,
成績,予算
(3) 個人指導
1) 生徒の生活態度―服装,言語,態度
2) 学校の施策―調査表,相談室,問題生徒への配
慮,家庭訪問
(4) 地域社会への連けい―保護委員会他校との連絡
第14節 環境緑化と学校植林
1 環 境 緑 化
環境緑化については,国土緑化準進委員傘が文部,
農林両者め後援によって推進してきた事業であって,教育
的,社会的に環境を整美することは大きな意義をもつも
のである。ことに交通機関の発達,工業の近代化に伴な
って学校,都市の環境を美化することが強く叫ばれている。
県教委,県学校植林推進委員会は,県下の各学校にこ
の事業の推進について徹底を期し,情緒豊かな人間形成
へと学校環境づくりに努力した。
全国環境緑化コンクールにおいては,平市立第1中学
校が特選となり,文部,農林大臣から表彰を受けたが,