教育年報1962年(S37)-166/169page

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2 第11回読書感想発表会

 従来と違った点は,第3部として「家庭における読書

について」を新しく設けたことである。

1 趣  旨

  最近の調査によりますと,県内には438の読書グル

 ープが存在することが分りました。けれどもこれら

 のグループでは,年々発行されるおびただしい出版物

 のなかからどのようにして選び,読み,味わっている

 でしょうか。読書グループはどのように運営されてい

 るでしょうか。たいへん興味ある問題であり,またた

 いへん大切な問題であると思われます。

  そこで,日頃読書のお世話をしている図書館や公民

 館の職員と読者が一堂に会して,読後感を聞き,ある

 いは,読書会についての情報交換の機会を持つことは

 極めて大切なことであると思います。また今年度から

 は,母親の読書グループの活動が顕著であることにか

 んがみ従来の第1部,第2部に加えて,新たに第3部

 として「家庭における読書について」を設けることに

 いたしました。

2 主  催

 (1) 地方発表会 地方に一任

 (2) 県大会福島県立図書館福島県公共図書館

  協会 福島県読書推進運動協議会

3 後  援

 地方発表会,県大会ともに開催地の社会教育関係団体

 福島民報社およびラジオ福島

4 発表会の日時と場所

 地方発表会

地 区 名 場     所 期  日
田島地区    
須賀川地区 長沼町公民館 1月20日
会津地区 会津図書館 1月27日
郡山地区 郡山市図書館 2月4日
白河地区 白河市図書館 2月3日
平地区 平市生活改善センター 2月3日
相馬地区 相馬市公民館 1月27日
県北地区 県立図書館 1月27日
県大会 郡山市公民館 2月1日


5 発表の種類

 第1部 読後感について

 第2部 読書会の運営について

 第3部 家庭における読書について

6 発表の時間

 第1部 10分以内

 第2部 15分以内

 第3部 10分以内

7 第11回読書感想発表県大会助言者及び出場者

助言者

 相馬市公民館長  田中英昭

 会津若松市会津図書館長  大村武一

 内郷市立図書館長  根本栄雄

 白河市立図書館長  本間昇

 須賀川市立図書館協議会委員  伊藤清明

 郡山市図書館協議会委員  内海久次

 田島町教育委員会社会教育主事  室井康弘

 福島民報社郡山支社報道部長  桑沢満寿之助

発表者

 第1部

番号 地区名 題名 所属団体名 職業 氏名 年令
1 田町 「地上の富」を読んで   農協職員 紺頼稔
(こんらいみのる)
 
2 会津 「一握の砂」によせて 城酉PTA読書会 主婦 五十嵐濡子
(いがらしみよこ)
38
3 県北 「風神雷神」を読んで 二本松青年文化
協会図書部
商業 国井庄八
(くにいしょうはち)
30
4 石城 「蓼喰う虫」を読んで 十日会 会社員 甲高光
(こうだかひかる)
 
5 白河 クローニンの「三つの愛」を読んで   事務員 平原悦子
(ひらはらえつこ)
24
6 須賀川 「泥にまみれて」の志乃の生き方について   看護婦 桑名初代
(くわなはつよ)
26
7 郡山 かしこい母となるために わかば 主婦 佐藤国枝
(さとうくにえ)
 
8 相馬 がんばれ村のかあちゃん 飯豊若妻学級会 農業 五十嵐花江
(いがらしはなえ)
30


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