教育年報1963年(S38)-069/180page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

福島大学教授
田口孝之
教育相談 石城 小名浜高校
内郷高校
小名浜高校
内郷高校
12月5・6・6日
福島大学教授
安田初雄
社会 石川,東白川 石川高校
東白川農商校
石川高校
東白川農商校
12月2・3・4日
福島大学教授
窪田実
理科 双葉 双葉高校
富岡高校
双葉高校
富岡高校
12月3・4・5日
福島大学助教授
松木友正
技術・家庭
工業
耶麻,両沼 喜多方工校 塩川中校
新鶴中校
坂下第一中校
11月28・29・30日

4) 結果の処理

  各委員から報告書の提出を得るとともに,3月6日

 に懇談会を開催して,自由な討議のもとで,県教委と

 して行なうべき施策についての意見を聴取した。

 (4)「授業充実の手びき」および「各教科指導の要

  点」の配布

1) 授業充実の手びき

  児童生徒の学力向上については,まず授業を充実す

 ることが必要である。この見地から「授業充実の手び

 き」を作成し,小・中・高等学校に配布した。その内

 容の大綱を示すと次のとおりである。

 第1部 授業充実の基本

  第1章 充実した授業の要件

  第2章 授業研究のしかた

 第2部 授業充実の実際

  第1章 目標のたてかたと内容のとらえかた

  第2章 指導過程の合理化

  第3章 指導技術の改善

  第4章 環境構成のくふう

  第5章 効果的な評価のしかた

  第6章 学習態度のみちびきかた

  この本は,授業を充実させるための要件をとりあ

 げ,その解明を行なったもので,いわば,授業充実に

 関する総論編ともいうべきものである。

2) 各教科指導の要点

  この本は,「授業充実の手びき」の各教科編ともい

 うべきもので,各学校における指導上の問題点をとり

 あげ,これを各教科内の領域ごとに体系づけて整理

 し,小学校低学年から中学校高学年へと配列し,本県

 における当該教科の指導の要点と各学年の指導段階の

 大綱もは握できるようにしたものである。その内容の

 大綱を示すと次のとおりである。

   第 1章 国   語

   第 2章 社   会

   第 3章 算数,数学

   第 4章 理   科

   第 5章 音   楽

   第 6章 図画工作,美術

   第 7章 家   庭

   第 8章 体育,保健体育

   第 9章 技術・家庭

   第10章 外国語

 (5)学力向上推進校の委嘱

 農村地区の中規模小・中学校8校を委嘱し,学校経営

全般の充実をはかり,学力向上のモデル校となるような

研究をすすめることにした。これは,2年間をいちおう

のめやすとして研究を進めることにしており,本年は初

年度でもあるので,もっぱら校内で研究を深めることと

し,対外的な発表は行なっていない。明年度以降におい

て,研究成果の活用も考えられることになろう。

6 「家庭と社会の理解と協力を高める」について

 (1)文書による公報活動

 「月報」「時報」「学校教育」「社会教育」「体育時

報」等の編集・配布を通じて,教育関係者をはじめと

し,さらに県民一般に対して学力向上についての認識を

深めるように努めた。

 (2)社会教育指導者研修会等の活用

 市町村社会教育主事,公民館主事等の研修の機会を通

じて,これらの人々に学力問題の理解を深めていただく

ように努めた。

 (3)社会教育に関する会合の活用

 成人学級,婦人学級,PTA等の会合において,児童

生徒の学力問題をとりあげることが多くなった。たとえ

ば,「現代っ子の指導」「家庭学習のさせ方」といった

話題はその一例である。

 (4)青少年の健全育成に関する団体との連絡


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。