教育年報1963年(S38)-078/180page

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 2) 主 催

 文部省,県教委

 3) 講座開設要項

 開催期間 8月5日(月)〜10日(土)6日間

 会 場  県立福島高等学校理科室(新館1,2階)

 受講者数 男31 女5 計36

 4) 講座内容および講師

イオン反応の基礎的諸問題生
合成について(講義)
福島大学助教授
福島大学助教授
小山侃
高取正之
高校理科教育における視聴覚
教育ついて(講義,実演,討論)
福島商業高校教諭
指導主事
加藤留義
藤井勇
生徒実験を中心とした授業
(授業,講義,討論)
福島高等学校教諭
指導主事
松本和郎
中野正彦
教師実験をふくむ授業
(授業,講義,討論)
福島高等学校教諭
指導主事
大槻進
中野正彦
化学AおよびBにおいて生徒
実験教師実験をどう配列
県立教育調査研究所
研究係長
米沢茂美 
するか(研究発表,討議)改良
工夫された実験の紹介
(研究発表,討議)
福島高等学校教諭 野地勝位


 5) 実施状況および所見

 夏期休業中の暑い6日間であったが福島大学の両先生

をはじめ福島高校の先生方を中心とした講師陣の熱心な

準備と御指導で講習の先生方も時間一杯あきることを知

らないという状態であった。

 特に福島高校の二年生の諸君には授業に参加していた

だいて全く効果の著しい講習であった。小・中・高校と

も経費の支出が円滑でないのは国費の関係もあるがくふ

うを要する点である。

 (3)東北・北海道地区理科器械修理技術講習会

 1) 目 的

 理科担当教員を対象に,理科器械の修理,自作に必要

な技術な修得とあわせて理科器械の取扱い等の基礎的な

指導を行ない理科用品の効果的な使用に役立たせる。

 2) 主 催

 文部省および福島県教育委員会

 3) 講座開設要項

 開催期間 7月22日(月)〜7月25日(木) 4日間

 会 場  福島市立福島第二中学校

 受講者数 男8 女2 計90

 4) 講座内容および講師

理科の伸びる生徒に
(講義,実験,討議)
大阪交通短期大学教授
木平孝男
身近にある新らしい材料を
用いた物理の実験
(講義,実験,討議)
福島市立福島第二中学校
教諭 国分道男

〃   田中隆
千葉大学助教授
伊神大四郎
福島市立福島第二中学校
教諭 関根千代二
理科実験装置の工夫について
(講義,実験,討議)
〃 吉田悦郎
奈良学芸大学教授
岡崎良吉
福島市立福島第二中学校
教諭 寺島八郎
〃 田中雅邦
理科器械の製作修理
(実習,指導)
木平,伊神,岡崎各講師
島津製作所製造部
佐藤秀治
全般 文部省初等中等教育局財務課
田中稠生


 5) 実施状況および所見

 全国5地区のうち第一陣を受けもって夏期休暇頭初に

行なったので開催準備や連絡に困難を感じたが,会場校

である福島第二中学校の西沢校長をはじめとして教職員

の方々の大きな協力によって成功裡に終了できた。

 暑い盛りの時であったが,北海道他東北6県からそれ

ぞれ熱心な先生方が集まられただけあって,昼休みの時

間ももどかしいと言う状態である。文部省派遣の講師の

方々も遠路の汽車を下りられると休憩の暇もなく,早速

会場に来られ荷を解いて講習の準備をされるという熱心

さに,準備の手伝いをした私共一同頭の下る思いして理

科教育指導の厳しさに打たれた次第である。

 (4)中学校技術・家庭科技研修会

ア 目 的

 中学校の技術・家庭科を担当する教員を対象としてこ

の教科の実技に関する指導能力の充実向上をはかる。

イ 主 催

 文部省,福島県教育委員会

ウ 日程,期日,会場

エ 参加者

 県北30名 県南40名 会津40名 浜40名

オ 講師

 地区実技研修会に参加した者および中学校教員をもっ

てあてる。

会場名\部会名 機械 電気 家庭機械 備考
福島2中 7/22〜7/25 8/5〜8/8 7/22〜7/25 9時〜16時
近津中
若松2中
原町2中


 第7節 産業教育

 昭和38年度は国策に基づく産業教育の振興に対応し,

さらにはまた本年度から始まる高等学校入学志願者の急

増に備えるため,産業教育振興法第3条の任務のうち,

 1 産業教育に関する教育内容および方法の改善

 2 産業教育に従事する教員または指導者の現職教育

  とその養成計画の樹立およびその実施

 3 座業教育の実施について,産業界との協力の促進


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