教育年報1963年(S38)-081/180page
ついて
ア 社会科学習指導と道徳の時間の指導との関係をど
のようにしたらよいか。
イ 郷土の取扱いをどのようにしたらよいか。
ウ 地理的教材と歴史的教材の取扱いをどのようにし
たらよいか。
4) 低学年分科会(研究主題研前記ア)
・司会者 古殿町立鎌田小学校教頭 萩原健次氏
・助言者 東白川出張所指導主事 山野辺幸一氏
ア 研究発表「社会科における低学年の指導過程の考え
方,そのとりくみ方と指導の現実について」
(ア)発表者 玉川村立須釜小学校教諭 宇佐見俊夫氏
(イ)発表要項
低学年社会科学習内容の特性,低学年児童の問題意
識や関心のとらえ方,低学年の地図指導の系統につ
いて,楽しい学習活動を促す指導方法について
(ウ)研究協議内容
社会科と道徳の指導は相互に密接な関連があるが,
それぞれの特質がある。まずこの点をはっきりする
ことが必要であること,またこのための指導計画の
たて方等について話し合った。
5) 中学年分科会(研究主題は前記イ)
・司会者 古殿町立竹貫中学校教頭 南条知一氏
・助言者 石川出張所指導主事 添田信一氏
同 菊池玄氏
ア 研究発表「中学年における社会科学習指導法―郷土
の取り扱い―について」
(ア)発表者 浅川町立浅川小学校教諭 松本幸也氏
(イ)発表要項
郷土の学習において現場で予想される共通の問題
点,学習をするにあたっての留意点,地図・年表利
用上の留意点,郷土読本などの活用について
(ウ)研究協議内容
郷土学習の展開にあたっては,教科の指導目標にて
らして,内容をよく吟味検討し,重点的にとりあげ
なければならないこと,郷土学習の範囲としては,
3年では村や町中心,4年では県にひろげ,これを
基礎として特色のある他の地方と比較して学習する
こと,資料は,学習展開過程において,何を,どの
ように提示し,何を思考させ,何のねらいを達成さ
せるかを,はっきりして活用することなどについて
話し合った。
6) 高学年分科会(研究主題は前記ウ)
・司会者 古殿町立宮本中学校教頭 由井四郎氏
・助言者 西白河出張所指導主事 遊佐竜夫氏
石川出張所指導主事 菊地滋氏
ア 研究発表「学習効果を高めるための指導過程をどう
するか―日本の工業の指導―」
(ア)発表者 石川町立石川小学校教諭 武田芳氏
(イ)発表要項
導入のしかた,視聴覚教材の活用について,単元指
導の具体例について
(ウ)研究協議内容
視聴覚教材は直接経験のできない内容について,学
習過程の中で,どこで,何のために,何をとりあげ
るかという,意図的・計画的・効果的な活用が必要
であること,各種の統計資料については,新しい資
料が提示できるよう常に資料の累積収集が必要であ
ることなどについて話し合った。
(2)浜通り方部
1) 期日 昭和38年10月25日(金)
2) 会場 相馬郡飯舘村立草野小・中学校
3) 研究主題「地域に即した学習指導をどのように進め
るか」
4) 研究発表
ア 「学習指導法についての一考察」
相馬郡飯舘村立飯樋中学校教頭 大原一男氏
イ 「学習指導法の改善」
石城郡田人小荷路夫分校教諭 大友和衛氏
双葉郡大堀小三程分校教諭 吉田喜代松氏
相馬郡飯舘村飯樋小比曾分校教諭 片寄利男氏
5) 分科会における討議内容
家庭学習の在り方,授業における補助教材の扱い方
のくふう,授業の充実について,生活指導の重要性な
どについて話し合った。
6) 講演「へき地学校における児童生徒の学力向上について」
県教育委員会指導主事 星久好氏
(3)会津方部
1) 期日 昭和38年11月8日(金)
2) 会場 喜多方市立熊倉小学校雄国分校
3) 研究主題「効果的な学習指導をするにはどうしたら
よいか」
ア 複式学級における社会科の学習指導計画および指
導法はどうしたらよいか
イ 同上理科の学習指導計画および指導法
ウ 分校や小規模学校の効果的な経営はどうしたらよいか
4) 第1分科会
・司会者 尾野本小学校教頭 武藤雄一郎
・助言者 北会津出張所指導主事 山内兵衛氏
耶麻出張所指導主事 武藤義男氏
ア 研究発表
(ア)複式社会科(低)において効果的な指導をするた
めの一考察 柳津小教諭 宮内陸照氏
(イ)複式学級における低学年社会科学習指導計画例な
らびに指導法 旭田小教諭 佐藤きぬ氏
(ウ)同上主題 尾野本小教諭 小島正子