教育年報1963年(S38)-108/180page

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 原町市技能青年学級

 (3)研究課題

1) 共通課題「各種学級における学習形態と学習内容の

 研究」

2) 個別課題

 ア 定時制高校,高校通信教育,その他教育機関との

 提けいによる運営の研究

 イ 各種事業体連合会との連けいによる職種別学級の

 開設管理運営方法の研究

 ウ 学習意欲を高める学習方法の研究(特に視聴覚教

 材の利用等)

 (4)研究委託費 各1万円 16学級分

 (5)効果 青年動態の現状に即した学級運営について

の資料を得ることができ,今後の指導に役だてることが

できた。

11 県青年学級対策協議会の設置

 (1)趣旨 進み行く社会の要請および青年動態の現状

にかんがみ,青年学級改善方策試案に基づく青年学級の

あり方を研究し,本県勤労青年教育の振興に資する。

 (2)委員(20名)

 信夫 山倉行雄     両沼 三浦明

 伊達 中村敏男     西白 大島房美

 安達 岡崎豊喜     東白 小野隆男

 〃   高野与四男    石川 長谷川慶信

 安積 三瓶忠衛     田村 山本仁一

 岩瀬 高久田大一郎    〃  佐藤春男

 南会 室井康弘     石城  大平幸男

 北会 松本善夫    〃  石川佐中

 耶麻 根本一       双葉  吉田農夫雄

 両沼 佐藤信一   相馬  宝玉義信

 (3)事業内容

1) 調査

2) 現状に即した青年の教育編成方法

3) 学習指導法の研究

4) 研究集会の助言指導

5) 資料の作成

 (4)協議内容 昨今の農村の青年動態に即応した広域

を対象とする青年学級の開設運営および都市の勤労青少

年のための職域,企業内学級の開設運営法について研究

するとともに,実験青年学級の成果をもとにした指導資

料の作成を行なった。

 委員は現場の実践家であり,貴重な事例と建設的な意

見が多く,この協議会の果す役割りはきわめて大きなも

のがあり,本県青年学級振興のため多大の貢献をしている。

 なお,年少青年教育については本年より全国20か所に,

設けられ,本県では船引が指定された勤労青年学校の形

態,教育内容等についても研究を進めており今後の研究

にまつところが大きい。

 第3節 成人(婦人)教育

1 概  況

 本年度はとくに,成人学校(級)の普及,婦人学級の

整備と充実,PTAおよび婦人団体の健全な活動の助

長,指導者の養成に重点をおいて推進してきた。

 成人学校(級)の普及については成人教育研究集会を

通じその内容,方法等について具体的研修を行ない,婦

人学級については,文部省委嘱,県実験学級を拠点とし

て,その充実を図り,婦人学級生大会をとおし一年間の

反省と今後の課題について検討してきた。

 またPTA,婦人団体活動問題は,研究集会や指導者

講習会を中核として団体の民主的な運営,指導者の役割

を身につける指導者の養成に努めてきた。特に成人教育

は一般行政との緊密な連けい,団体相互の連絡,提けい

のもとに総合的に進めるとともに各種の条件や環境の整

備を図っていかなければならない。

2 PTA研究集会

 (1)目的 科学技術のめざましい発展とともに変りつ

つある社会に即したPTA活動のありかたとして,特に

児童,生徒の健全な育成を図るための生活指導,家庭教

育ならびに,会員の学習活動の進めかたについて研究協

議を行ないPTA活動の充実,振興に資する。

 (2)期日,会場,参加者数

期日 会場 参加者数
7月1日〜2日 磐城市民会館 520名
7月4日〜5日 白河市第一小学校 680名
7月9日〜10日 坂下町小学校 430名


 (3)講師 福県大学学芸部長 平井伝

       同       教授  堀口知明

       県教委社会教育課長,指導室長

 (4)参加対象 県下各小・中学校PTAの役員

 (5)内容

1) 研究の主題会員の学習活動ならびに子どもの生活

 指導,家庭教育の充実を図るための具体的方策

2) 講義 PTA活動の本質と家庭教育

3) 実践発表

 ア 児童・生徒の生活指導の実際と問題点。

  平市第三小学校PTA,浪江町請戸中学校PTA,

  郡山市連合PTA,本宮小学校PTA,喜多方二小

  PTA,下郷町楢原中学校PTA

 イ 会員の学習活動の実際と問題点。

  勿来市錦小PTA,相馬市中村一中PTA,郡山市


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