教育年報1963年(S38)-109/180page
開成小PTA,白河一小PTA,坂下小PTA,謹教小PTA,
本郷一中PTA
4) 協議事項
ア 会員の学習活動を活発にするにはどうすればよい
か。
(ア)学習の領域(内容一範囲)をどのように考えた
らよいか。
(イ)効果的な学習の方法について
(ウ)学習活動と予算について
イ 児童・生徒がよりよい家庭生活をおくるための具
体的方策について
(ア)児童・生徒の家庭における生活指導のありかた
について
(イ)児童・生徒の家庭学習はどうあるべきか。
(ウ)生活指導の組織活動のありかたについて
5) 効果 児童・生徒の校外補導,生活指導さらに会員
の学習活動に強い関心がもたれ,PTAの役割が再認
識され,社会教育関係団体との連けいの問題について
反省が加えられ,連絡提けいした青少年の補導,成人
教育活動が進められるようになった。
3 成人教育研究集会
(1)目的 社会教育における成人教育の位置づけを明
らかにするとともに,成人教育活動を拡充強化するため
の具体的方策について研究協議を行ない,成人教育の振
興に資する。
(2)期日。会場。参加者数
期日 会場 参加者数 9月9〜10日 鹿島町公民館 48名 9月17〜18日 保原町公民館 53名 9月19〜20日 塙町公民館 55名 9月30〜10月1日 下郷町公民館 61名
(3)講師 福島大学学芸学部長 平井博
東北大学教育学部教授 竹内利美
新生活運動協会 平間希一
(4)参加対象 市町村教育委員会成人教育担当者,公
民館職員,新生活運動関係者
(5)内容
1) 研究主題 成人教育を充実するためにその方向をた
しかめ推進の具体策を究明する。
ア 成人教育の意義と役割について
イ 成人教育の領域について
ウ 成人教育の学習の仕組みについて
エ 新生活運動の推進について
2) 講義 社会教育における成人教育の考え方。
3) 効果 市町村社会教育主事等,関係者が成人教育に
対する理論的,そして具体的方法,内容についての理
解が深まり成人教育の学習組織,学習計画が確立され
るようになりその活動が活発になってきた。
4 婦人指導者講習会
(1)趣旨 教育活動を行なう各種婦人団体グループの
リーダーが一堂に会し,相互理解のもとに民主的な会の
運営方法,学習活動のありかた等について検討を加え,
指導者としての資質の向上を図るとともに,婦人教育の
総合化と各種団体の健全な活動の助長振興に役だてる。
(2)期日。会場。参加者数
期日 会場 参加者数 県北方部 7月18〜19日 梁川 193名 会津方部 7月30〜31日 熱塩加納 225名 相馬・双葉方部 8月1〜2日 大野 180名 県中方部 8月5〜6日 湯本 183名 南会津方部 8月9〜10日 田島 185名 県南方部 8月16〜18日 棚倉 175名 石城方部 8月19〜20日 常磐 148名 計 1,289名
(3)内容
1) 研究主題 現代社会における婦人組織の効果的な運
営および学習活動のありかた
2) 研究課題
ア おのおのの団体,グループの目標,活動の領域を
たしかめる。
イ 民主的な運営方法を考える。
ウ 団体活動としての学習内容および学習の方法を検
討する。
エ 望ましい団体役員,リーダーのありかたを考える。
3) 講義 婦人団体における学習と実践
4) 提案 各種団体グループの目標活動の領域について
以上の内容によって分科会,全体会,パネル討議,視
聴覚教材の活用法(講義と実習)レクリエーション(歌
と室内ゲーム)などを行なった。
5) 効果 本年度は7方部で開催され,参加者も多かっ
た。地域の実態に即した運営を行ない,内容の深まり
と進歩がみられた,今後の婦人団体活動の発展に期待
されるものが大きい。
5 婦人の国内研修
(1)目的 県内の婦人団体,学級および婦人教育関係
者を新潟県,長野県に派遣し,その地域における婦人に
関する教育,文化,産業,生活,団体活動について実
地視察研究調査を行なうとともに,その地域の婦人と
の交歓等を行なうことにより社会的視野を広め,郷土
社会の振興に役だつ知識,技能を修得し,もって婦人
の資質の向上ならびに明るい社会の建設に寄与する。