教育年報1963年(S38)-110/180page
(2)期日,派遣地域
38年9月25日〜10月2日まで(8日間)
新潟県,長野県
(3)参加者 12名(引率者2名を含む。)
(4)視察調査地ならびに内容。
調査地 内容 新潟市 ○新潟県婦人教育状況調査 ○新潟市内教育,文化施設見学 ○新潟市婦人会の状況調査 長岡市 ○長岡市社会教育一般 ○長岡市社会教育施設見学 津南町 ○津南町婦人会の活動状況調査 ○婦人会館施設見学 長野市 ○長野県総合婦人教育計画調査 ○母親文庫の調査,図書館見学 ○長野市婦人会の状況調査 飯坂町 ○事前研修 ○事後研修
(5)効果
新潟,長野両県の社会教育行政者ならびに婦人教育関
係者との交歓,共同研究により,各参加者のもつ研究テ
ーマの究明に得るところ多く,参加青おのおのが事後の
活動において,地域の婦人教育におよぼしている効果は
きわめて大きい。
6 婦人学級生大会
(1)目的 県下の婦人学級生が一堂に会し今日の社会
経済の進展に即応する婦人学級のあり方について研究協
議を行ない,本県婦人教育の振興に資する。
(2)期日,会場,参加者数
期日 会場 参加者数 会津方部 39.1.16〜17 河沼郡柳津町 230名 中通り方部 1.21〜22 福島市飯坂町 302名 浜通り方部 1.2829 相馬市北町 276名 計 808名
(3)内容
1) 研究協議題
ア 主題
学習を生活に役だてるために婦人学級ではどのよう
に学習したらよいか。
イ 分科会協議題
今日の社会経済の動きに即し,実生活に役だてるた
めに
(ア)学級の組織と運営を考えよう
(イ)学習内容と学習方法を考えよう
2) 研究協議の方法
ア 講義 「婦人の教養について」
東京大学講師 石井朝治
福島県教育委員 太田緑子
イ 分科会および全体会
ウ まとめ
(4)効果 学習活動を通じて持ちよられた具体的な問
題によって研究協議が進められた。特に社会経済の動き
により生活がは行的になり,多くの問題が生じているこ
とをとりあげ研究協議されたので,各地域とも事後の学
習活動が活発に進められるようになり,学習態度や実践
にも積極性が加わった。
7 昭和38年度福島県婦人学級の状況
学級数 学級生数 1学級平均の学級生数 511級 45,628名 89%
内訳
文部省委嘱婦人学級数 39学級
県 実験婦人学級数 8学級
その他 464学級
8 婦人教育指導員の設置
(1)目的 婦人教育の重要性にかんがみ,各出張所ご
とに婦人教育指導員を設置して,婦人教育全般の振興を
図る。
(2)38年度婦人教育指導員
出張所名 民名 住所 信夫 白石マツ 福島市上浜町128 伊達 古宮千代 伊達郡保原町城ノ内27 安達 佐藤キクイ 安達郡本宮町高木猫田 安積 畑田トク 郡山市咲田町285 岩瀬 深谷タケ 須賀川市大越字土橋10 南会津 小沼きち 南会津郡田島町字谷地甲 北会津 依田サダ 会津若松市上六日町21 耶麻 猪俣シヅエ 喜多方市寺町南5052ノ2 両沼 笠間幸子 河沼郡柳津町大字藤字中居平 西白河 鈴木アキノ 白河市立石166 東白川 木村文江 東白川郡塙町桜木町202の2 石川 柳沼栄子 石川郡石川町下泉125 田村 添田ひさよ 田村郡大越町字下大越 石城 鈴木きよ 内郷市綴町の内68 双葉 吉田ケイ 双葉郡双葉町鴻ノ草 相馬 佐藤コウ 相馬市北町59
(3)効果 設置の趣旨に対する各方面の理解も深まり
婦人団体,婦人学級の学習活動推進のよき助言者として
活用され効果をあげている。