教育年報1975年(S50)-127/303page
指導について・教育機器の活用・ホームルームの指導
特殊教育について
(15) 高等学校数学教育現代化講座(第2次 第3回)
1) 目 的
高等学校の数学担当教員に対し、数学教育現代化の考
え方を理解させるとともに、それに基づく指導内容及び
指導法について研修させることを目的とする。
2) 主 催 文部省、福島県教育委員会
3) 期日・会場
県北地区 7月23日(水) 24日(木)25日(金)
福島女子高等学校
相双地区 8月4日(月) 5日(火) 6日(水)
相馬農業高等学校
会津地区 8月20日(水) 21日(木)22日(金)
若松女子高等学校
4) 講 師
福島大学教授 佐藤俊太郎
東京学芸大学教授 若桑英清
磐城女子高等学校 教諭 渡部貢
福島県教育庁高等学校教育課
指導主事 山川進一
5) 内 容
(1) 代数系 (2) 行列 (3) 論理 (4) 確率
(5) 写 像 (6) 位相空間 (7) 公理論的構成
6) 受講者
県北地区 20名 相双地区 17名
会津地区 38名 計 75名
4 教職員研究奨励
(1) 小・中学校職員から教育実践に関する研究論文を募集
し、教職員の自主的な研修を推奨することによって、研修
意欲の高揚や専門性の向上に資し、もって本県教育の振興
を図る。
(2) 主 催 福島県教育委員会
(3) 応募資格 福島県公立小・中学校教職員
(4) 応募方法
1) 題名は自由とする。
2) 学校(学級)経営、学習指導、特殊教育、へき地教育
等について、日常実践研究した内容を記述すること。
(5) 応募数 57編
(6) 審査員
東北福祉大学教授 安田初雄
福島大学教育学部教授 蜂谷剛
郡山女子大学短期大学教授 長谷川寿郎
学法福島工業高等学校長 栗原喜蔵
(7) 入選者
ア 特選者
氏名 学校名・職名 大塚正伊 安達郡本宮町立本宮小学校教諭 桑名孝雄 郡山市立安積中学校教諭
イ 佳作者
氏名 学校名・職名 宗形虎男 田村郡船引町立椚山小学校長 佐藤博治 白河市立白河第二小学校教諭 太田勝弘 原町市立原町第一小学校教諭 渡辺金次郎 いわき市立小川小学校教諭 今泉清司 福島市立渡利中学校教諭 岩沢豊 南会津郡下郷町立下郷中学校教諭 水野武郎 いわき市立錦中学校教諭 佐野俊枝 喜多方市立喜多方養護学校教諭
(8) 表 彰
西庁舎教育委員室において、特選者の表彰式を挙行し
賞状並びに記念品を授与した。
第3節 教育課程
教育課程は、小・中・高等学校とも完全に実施され、学習
指導要領の趣旨についても、その徹底が図られた。
なお、教育課程実施に伴う指導上の諸問題について研究を
深め、教職員の指導力の向上を図るため、小・中学校では教
育研究協議会を実施した。
〔義務教育課〕
1 小学校教育研究協議会
(1) 目 的
小学校教育において、当面する教育課程実施上の諸問題
について組織的な研究を行い、その結果をもとに研究協議
し、小学校教育の充実を図るとともに、教職員の指導力の
向上に資する。
(2) 主 催
福島県教育委員会 福島県小学校教育研究会
関係市町村教育委員会
(3) 期 日
地区研究協議会 7月23日〜25日のうちの1日
県研究協議会10月7日〜8日
(4) 会 場
1) 地区研究協議会 県内16地区
2) 県研究協議会 4方部 12会場 (別表2)
(5) 参加者 国・公・私立の小学校教員
(6) 指導・助言者
指導主事、指導委員、校長、教頭、教諭等
(7) 研究主題
1)国 語
文章を正しく、味わい深く読みとらせるには、どう指
導すればよいか。
2) 社 会
児童の地域の実態に即した学習指導を展開するために
教材の精選と指導の重点化をどうしたらよいか。