高等学校における生徒の能力・適正,進路志望等に対応した教育内容,指導方法等の研究開発について-001/82page

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1 研究会の研究課題

(1) 調査研究委嘱事項

区分 5

高等学校における生徒の能力・適性,進路志望等に対応した教育内容,指導方法の研究開発について

(2) 研究のねらい

高等学校において,生徒の多面的な能力・適性,進路志望等に対応した学習を図るため,各科・科目の内容の細分化と,それに応ずる単位数を設定し,大幅な単位選択制を導入した教育課程編成等の研究開発

この研究については,改善工夫すべき事項について,本県の実情をふまえて特に実現可能と考えられる範囲について提案をした。

生徒の多面的な能力・適性等に対応しながらも現行の教科・科目をおおむね前提としながら開発的な内容を盛りこんだ。

該当教科については,履修内容,単位等の共通必修とすべき内容についての検討をする。

単位選択や単位の履修を大切にするための履修ガイダンスのあり方を説明する。

(3) 研究事項

上記のねらいを達成するために,本会としては次のような課題を取りあげた。

第1 全日制普通科における教育課程について

第2 国語科の内容と編成について

第3 外国語(英語)における履修のあり方について

第4 履修ガイダンスのあり方について

2 研究内容

調査研究委嘱事項における区分5については,小学校・中学校の連携をはかる分野の研究で,2ヵ年の経験はあるが,高等学校の分野については初年度である。

本研究においては,教科・科目の内容の細分化と,それに応ずる単位数の設定に視点をあてながら,次のように内容を設定した。

(1) 教育課程の編成について

1) 県立高等学校における教育活動の根幹である教育課程の編成状況を,本県の公立高等学校全日制普通科58校について調査した。

2) 各教科の履修状況について,その実態を明かにした。これは,教科・科目による標準単位数の必修科目と選択科目の相互関連による上限や下限の実状を示した。また,生徒の実態に即応するための類型コースを設定した。

3) 教育課程実施上の問題点高等学校教育の思潮や教育システムの改善等によって変ぼうしつつある教育に対応するため,能力・適性,進路に応じた教育課程編成上の問題をはじめ,選択科目の設定,単位制,教科以外の教育活動等について取り上げて改善の視点を明らかにした。

(2) 国語科の内容と編成について

1) 国語科が,人々の生活全般の基礎であると


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